ライター : 相羽 舞

管理栄養士

白湯とは

白湯とは、一度沸騰させた湯を、50℃程度まで冷ましたものです。水道水やミネラルウォーターで手軽に作れるため、試したことがある方も多いのでは。

健康維持やダイエットに良いといわれる白湯ですが、具体的にどんなメリットがあるのか、くわしくみていきましょう。(※1)

知っておきたい。白湯の効果4つ

胃腸のはたらきを促す

体が冷えると血行が悪くなり、胃腸の消化液の分泌が減ってしまいます。50℃前後の温かい白湯を飲むことで、胃腸をはじめとする内臓が温まります。

白湯で内臓が温まると、消化や代謝するはたらきが活性化。そのため、栄養を効率よく吸収できるようになるんです。(※1,2)

便秘対策に役立つ

便秘が気になる方は、体の冷えが原因となっている可能性が。白湯によって腸が温まることで、便秘対策に役立ちますよ。

冷えにより腸の血流が悪くなり、腸の動きが鈍ると老廃物を排出しづらくなります。白湯は内臓を温め、ぜん動運動を促すため、便秘ぎみの方におすすめです。(※1,2)

基礎代謝を高める

白湯を飲んで内臓の温度が1℃上がると、基礎代謝が約10~12%上がるといわれています。基礎代謝とは、体温の維持や呼吸など、生きているだけで消費されるエネルギーのことです。

基礎代謝は一日に消費するエネルギー量のなかで、もっとも多くを占めます。基礎代謝が高くなると、やせやすい体につながりますよ。(※3,4,5)

肌の健康を保つ

白湯は血液を温めて血管を広げ、血流を良くするのに役立ちます。血流が良いと、血液によって酸素や栄養が体じゅうに運搬されるため、肌の健康を保てるのです。

また、血流が良くなることは肌のターンオーバーを正常に整えるのにもつながります。(※3,6)

上手な白湯の作り方

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ