水につけすぎない

らっきょうの根元と先端を切ってから洗う工程は、さっと流水で洗う程度にするのがポイントです。水に浸して放置すると、らっきょうの切り口から水が染み、カリカリ食感が損なわれるので注意しましょう。

塩漬けは必要?

塩漬けにすると乳酸発酵し、独特の旨味や風味が増します。また、発酵の過程でらっきょうのアクや辛さが抜け、食べやすくなる効果も。塩漬けの工程を省いても作れますが、旨味や甘味、風味がやや弱くなる場合があります。

塩抜きの加減

らっきょうを嚙んでみて、中心にやさしい塩気を感じるくらいまで塩抜きをします。流水の量や水を替える頻度、ボウルの大きさによって塩抜きのスピードが異なるので、味見をして塩加減を確認しましょう。流水で塩抜きをする場合は、ときどきボウルの底を入れ替えるように混ぜ、半日(12時間)経ったら一度味見をしてみてください。

塩抜きの方法はこちらをチェック▼

食べる前に確認する

保存料を使わない手作りのらっきょうは、食べる前に腐敗していないかしっかり確認する必要があります。漬け汁が濁っている、カビが付着している、らっきょうにぬめりや異臭がある、といった場合は失敗しているので食べないでください。保存瓶の消毒不足が原因であることが多いです。また、らっきょうを食べるため取り出す際は、必ず清潔な箸をお使いください。

らっきょうのアレンジ方法は下記をチェック▼

らっきょうの甘酢漬けの保存方法と期間

Photo by Uli

甘酢に漬けて1ヶ月までは、涼しくて日光の当たらない冷暗所で保存します。1ヶ月経って食べ頃になったら、冷蔵庫で保存するのがおすすめです。冷蔵保存すれば半年から1年ほど日持ちしますよ。

冷暗所でも保存はできますが、らっきょうにどんどん甘酢が染みて食感がやわらかくなっていきます。カリカリ食感を保つためには、漬けてから2ヶ月以内に冷蔵庫に入れるといいでしょう。

残り汁はこうリメイク!

らっきょうを漬けた残りの甘酢は、ドレッシングやピクルス、マリネ液などにリメイクしましょう。ドレッシングにする場合は、オリーブオイルやごま油など、お好みの油を加えてよく混ぜ、しょうゆや塩で味をととのえるだけで完成です。

塩を混ぜてピクルス液を作り、食べやすく切った野菜を漬けたり、オリーブオイルを加えて魚介類や野菜のマリネを作ったりするのもおすすめ。南蛮漬けや酢豚、酢の物など、調味料としても活用できます。

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