4. 合わせ調味料を作る

Photo by 宮本信義

合わせ調味料の材料を合わせます。

炒めに入る前にすべて準備しておくのが成功の秘訣です。軽くとろみをつける程度なので、水溶き片栗粉はほんの少しで十分ですよ」

5. 目玉焼きを12等分に切る

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目玉焼きを12等分にします。4等分してから、さらに3等分にカットしましょう。

6. 豚肉、しょうが、にんにく、唐辛子を炒める

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下味をつけた3の豚肉をこんがりと焼き、にんにく、しょうが、輪切り唐辛子を加えて軽く香りを出します。

7. 納豆を加えて炒める

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納豆をパックからそのまま鍋に入れ、よく炒めます。

8. ニラ、カットした目玉焼きを加えて軽く炒める

Photo by 宮本信義

ニラ、目玉焼き、4の合わせ調味料を加え、目玉焼きを壊さないようにやさしく混ぜます。仕上げのごま油と黒酢を入れて、全体を軽く混ぜたらできあがりです!

「合わせ調味料は砂糖や片栗粉が底にたまってることがあるので、軽く混ぜてから鍋に入れましょう。

仕上げの黒酢は味をキリッとしめる効果があります。例えばチャーハンの仕上げに入れると、一気にプロの味になりますよ」

目玉焼きと納豆の可能性が広がる、四川の家庭料理!

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白身の香ばしいカリカリ、中央はまだ半熟状態の黄身、豚肉、ニラとすべての食材の相乗効果で、ごはんがモリモリ進みそうです。納豆はほっくりした食感に変わり、粘り気が減って糸も引かないので、食べやすいのもうれしい!

「卵と納豆はきっとどの家庭でも常備されていると思うので、肉が少し残っているときにちゃちゃっと作ってもらいたいですね。野菜は長ねぎだけでもいいし、ゴーヤで作るのもおすすめです」と井桁さん。

黄身と白身それぞれ違った食感を楽しめるのが、このレシピのおもしろさ。なんだか得した気分になれるひと皿です。

取材・文/古川あや
撮影/宮本信義

教えてくれた人

Photo by 宮本信義

老四川 飄香オーナーシェフ/井桁良樹さん 千葉県出身。高校時代の中華料理店でのアルバイトをきっかけに、中華に魅せられ、料理の道へ。国内で修行したのち、中国へ単身渡り、上海、成都で修業。四川料理の歴史と味を守る松雲門派の日本唯一の継承者で、多彩な味と香りの伝統四川料理で多くの人を魅了している
取材協力
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