ライター : 福田未来

管理栄養士

サラダ菜とは?

ふわっとした見た目が特徴的な「サラダ菜」は、レタスの仲間。

普通のレタスよりも葉っぱの巻きが緩やかなものがサラダ菜です。そのためレタスはシャキッとした食感で、サラダ菜はやわらかい食感という違いがあります。

この記事ではサラダ菜にはどんな栄養が含まれているか、詳しく解説していきます。

サラダ菜に含まれる栄養と効果効能

葉酸

サラダ菜には100gあたり71㎍の葉酸が含まれています。

葉酸には新しい赤血球の形成を促すはたらきがあり、貧血を起こしやすい方にはかかせない栄養素です。また、ビタミンB12と協力して血液をつくるはたらきがあるため意識して摂取したい栄養素です。(※1,2,3)

ビタミンE

サラダ菜には100gあたり1.4mgのビタミンEが含まれています。

ビタミンEには強い抗酸化作用があり、「活性酸素」を取り除くことで体内の脂質の酸化を抑える作用があります。この「活性酸素」は、体内で多発すると老化を引き起こす原因となってしまいます。

美容の面でもシミやしわの原因に。そのため、美容や健康のためにも摂取しておきたい栄養素です。(※1,4,5)

ビタミンK

サラダ菜には100gあたり110μgのビタミンKが含まれています。

ビタミンKには、血液を凝固させるはたらきや、カルシウムの骨への沈着を促進させる作用があります。そのため、ビタミンKが欠乏すると内出血を起こしたり、鼻血が出やすくなったりするおそれがあります。ほかにも、骨の健康を維持できなくなってしまうおそれがあるため、注意が必要です。(※1,6,7)

サラダ菜には100gあたり2.4mgの鉄が含まれています。

鉄は赤血球の材料になり、酸素を全身に運ぶ役割を担います。そのため鉄が不足すると赤血球を作ることができなくなり、貧血がちになってしまいます。

また、鉄が不足すると脳への酸素供給量が足りず、疲れやすくなったり、集中力が続かなくなったりします。勉強に忙しい学生や、仕事に忙しい方にも意識して摂ってほしい栄養素です。(※1,8,9,10)
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