ライター : 長曽我部 真未

管理栄養士

サラダ菜とは?

ふわっとした見た目が特徴的な「サラダ菜」は、レタスの仲間。普通のレタスよりも葉っぱの巻きが緩やかであるため、シャキッとした食感というよりもやわらかい食感です。

この記事ではサラダ菜にはどんな栄養が含まれているか詳しく解説していきます。

サラダ菜に含まれる栄養と効果効能

栄養と効果効能

  1. 赤血球の生成や胎児の発育に重要な「葉酸」
  2. 糖質、脂質、たんぱく質の代謝に関わる「ビタミンB2」
  3. 強い抗酸化作用のある「ビタミンE」
  4. 血液凝固や骨の健康維持に作用する「ビタミンK」
  5. 血圧を下げる「カリウム」
  6. 貧血対策に役立つ「鉄」
  7. 粘膜や皮膚、免疫機能の維持に関わる「β-カロテン」
  8. 便秘対策に役立つ「食物繊維」

赤血球の生成や胎児の発育に重要な「葉酸」

サラダ菜には100gあたり71㎍の葉酸が含まれています。

葉酸は赤血球を作ったり、DNAやRNAなどの核酸やたんぱく質の合成を促したり、細胞の生産や再生をサポートしたりします。とくに胎児の発育にとって大切であるため、妊娠前から産後にかけて積極的に摂取したい栄養素のひとつです。(※1,2)

糖質、脂質、たんぱく質の代謝に関わる「ビタミンB2」

サラダ菜には100gあたり0.13mgのビタミンB2が含まれています。

ビタミンB2は糖質、脂質、たんぱく質の代謝やエネルギー産生に関わる栄養素です。とくに脂質の代謝をサポートするため、ダイエット中や脂質の多い食事をするときに積極的に摂るようにしましょう。(※1,3)

強い抗酸化作用のある「ビタミンE」

サラダ菜100gあたりに含まれるビタミンEは、1.4mgです。

ビタミンEには強い抗酸化作用があり、体内での脂質の酸化を抑えるはたらきがあります。血圧低下やLDLコレステロールの減少などにも作用するため、加齢によって引き起こしやすい疾患の対策に役立ちますよ。(※1,4)

血液凝固や骨の健康維持に作用する「ビタミンK」

サラダ菜100gあたりに含まれるビタミンKは、110μgです。

ビタミンKは食事で摂取するほかに、腸内細菌によっても作られます。出血したときの血液凝固に役立ったり、骨の形成を促すことで、骨の健康維持にも作用したりしますよ。(※1,5)
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