ライター : 長曽我部 真未

管理栄養士

「栄養がない」は間違い! レタスの栄養成分をチェック

栄養素レタスに含まれる量
100gあたり1枚(30g)あたり1玉(300g)あたり
カロリー11kcal3kcal33kcal
たんぱく質0.6g0.2g1.8g
脂質0.1g0.0g0.3g
糖質1.7g0.5g5.1g
食物繊維1.1g0.3g3.3g
β-カロテン240μg72μg720μg
ビタミンC5mg2mg15mg
ビタミンE0.3mg0.1mg0.9mg
カリウム200mg60mg600mg
カルシウム19mg6mg57mg
(※1,2)
レタス100gあたりのカロリーは11kcalと低カロリーです。レタスには食物繊維やβ-カロテン、カリウムなどが豊富に含まれています。

レタスには栄養がないと思っている方もいるかもしれません。しかし、食物繊維やビタミンなどが含まれており、立派な供給源になりますよ。

レタスから出る白い液体は「ラクチュコピクリン」

レタスには「ラクチュコピクリン」という成分が含まれています。レタスの茎を切ると、白い液体が出てきた経験はありませんか? その白い液体がラクチュコピクリンです。

レタスに含まれているラクチュコピクリンは少量ですが、イライラや興奮を抑制する作用や催眠促進、肝臓や腎臓の機能を高める作用が期待されています。(※3)

レタスの栄養に期待できる効果効能5選

効果効能

  1. 便秘対策に役立つ
  2. 抗酸化作用
  3. 肌を健康に保つ
  4. 塩分の摂り過ぎを調節する
  5. 骨や歯を形成する

1. 便秘対策に役立つ

レタスに豊富な不溶性食物繊維は、便のかさを増やすことで、大腸を刺激して排便を促します。

また、食物繊維は大腸内で発酵・分解され、ビフィズス菌のような善玉腸内細菌のえさとなり、腸内環境をよくしますよ。(※4)

2. 抗酸化作用

レタスに含まれるβ-カロテンビタミンCビタミンEは抗酸化作用を持ち、活性酸素から体を守るはたらきがあります。

ストレスや激しい運動のほか、多量飲酒、紫外線なども活性酸素が増える原因に……。増えた活性酸素を除去することが、さまざまな病気の対策につながりますよ。(※1,5,6,7,8)

3. 肌を健康に保つ

レタスに含まれるビタミンCは皮膚や細胞のコラーゲンの合成に必要で、肌を健康に保つ作用があります。

また、β-カロテンはビタミンAに変わってはたらき、皮膚や粘膜の健康を維持しますよ。(※1,5,7)
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