砂糖を入れる場合の注意点

砂糖は、寒天を完全に煮溶かしてから加えるのがポイントです。砂糖を加えると、寒天はより強く固まります。完全に寒天が溶けていない状態で加えると、長く煮てもそれ以上寒天は溶けません。口当たりが悪くなったり、固まらなかったりする原因になるので、気を付けましょう。

牛乳やヨーグルトを加える場合の使い方

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牛乳やジュースなどは、寒天液を作ってから混ぜ合わせます。ただ、牛乳やジュースなどの液体が冷えている状態だと、寒天液が均一に混ざらず、ダマになったり固まらなかったりすることも。合わせる液体は人肌程度に温めてから、寒天液と混ぜ合わせるようにしましょう。

酸味の強いものを加える場合の使い方

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酸味の強いものを加えるときは、寒天をしっかりと煮溶かし、火を止めて粗熱が取れてから加えましょう。寒天は酸に弱いため、鍋で一緒に煮てしまうのはNG。寒天の食物繊維が分解されてしまい、固まる力が弱くなってしまいます。

ちょっとした違いですが、寒天が固まるのに大きな影響があるため、果汁やフルーツジュースを使うときは気を付けてくださいね。

酸味の強い果物を入れる場合

グレープフルーツやレモンなどの柑橘類やキウイフルーツといった酸味の強いフルーツを使用する場合は、あらかじめ熱を通しておくのもおすすめ。コンポートやジャムのような状態にすると酸味が和らぎ、固まりやすくなります。また通常よりも寒天の量を増やしてもOK。いずれも完全に寒天を煮溶かしてから、果物と混ぜるようにしてくださいね。

お菓子や料理に大活躍!もっと寒天を活用しよう

海藻からできている寒天は、使用するときに気を付ける点がいくつかあります。ポイントを押さえれば、好きな液体を固めたり、果物を入れたり、アレンジは多彩。ところてんや杏仁豆腐、水ようかんといった定番メニューのほか、お菓子や料理に大活躍しますよ。

歯切れがよく、ほろっと崩れる独特の食感は、寒天ならでは。もしうまく固まらなかったときは慌てなくてもOKです。ぜひ参考にして、対処してみてくださいね。

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