高菜がピリっ!旨味の染み込んだ餅と大根がたまらない

Photo by 宮本信義

ぱっと見はお餅の姿が見えませんが、豚バラ肉を箸やレンゲで持ち上げると、ほどよく溶けたお餅が顔を出します。味がしっかり染みた大根に、ピリッと存在を主張する高菜、さわやかな酸味のミニトマト。これまでの概念を吹き飛ばす、まったく新しい豚バラ大根です。

「日本の豚バラ大根と材料は同じなのに、まったく違う料理ができあがったでしょ。意外性を楽しんでもらえるとうれしいですね。タレを入れて長時間蒸し煮することで、味が一体化して、お餅もほどよくとろとろになるんです。

今回は調味料の種類は抑えましたが、五香粉を入れるとさらに中華らしくなります。ぜひお試しください」

龍の目を模したミニトマトが目をひくドーム型の豚バラ大根。ビジュアルからしても、特別な日にお披露目したくなるひと皿です。

明日は、新食感を楽しむ「餅入り沢煮汁」を紹介

Photo by 宮本信義

明日は、餅の新食感が楽しめる「餅入り沢煮汁」のレシピを和の匠、野永喜三夫さんに教えていただきます。お楽しみに!

教えてくれた人

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中國菜 老四川 飄香(ピャオシャン) オーナーシェフ/井桁良樹さん 千葉県出身。高校時代の中華料理店でのアルバイトをきっかけに、中華に魅せられ、料理の道へ。国内で修行したのち、中国へ単身渡り、上海、成都で修業。四川料理の歴史と味を守る松雲門派の日本唯一の継承者で、多彩な味と香りの伝統四川料理で多くの人を魅了している
取材協力
取材・文/古川あや
撮影/宮本信義


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