ライター : macaroni 編集部

監修者 : 島本美由紀

料理研究家・ラク家事アドバイザー

ローストチキンは下味冷凍でおいしく時短!

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

クリスマスのメインディッシュといえば、やっぱりローストチキンですよね。調味料で味付けして冷凍しておく「下味冷凍」を活用すれば、当日は解凍してオーブンやフライパンで焼くだけ。時短で仕上がるので、ゆとりを持ってクリスマスの準備ができますよ♪

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料理研究家・ラク家事アドバイザー/島本美由紀さん 旅先で得たさまざまな感覚を料理や家事のアイデアに活かし、手軽に作れるおいしい料理レシピを考案。家事全般のラクを追求する「ラク家事アドバイザー」や、「冷蔵庫収納&食品保存アドバイザー」としても活動中。テレビや雑誌、講演会を中心に多方面で活躍し、著書は70冊を超える
「下味冷凍することで肉の繊維が壊れるので、味が染み込みやすくなりやわらかく仕上がります。今回はホリデーレシピとして骨つきもも肉を使用しましたが、鶏むね肉、鶏もも肉、鶏手羽先などでも作れますよ。

特に硬くなりやすい鶏むね肉は、下味冷凍することでしっとりジューシーに。おもてなしにはもちろん、普段のおかずとしても活躍してくれます♪」

材料(1人分)

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・骨付き鶏もも肉……1本
・塩……ひとつまみ
a. にんにく(すりおろし)……小さじ1/2杯
a. しょうが(すりおろし)……小さじ1/2杯
a. しょうゆ……大さじ1と1/2杯
a. はちみつ……大さじ1と1/2杯
a. 酒……小さじ2杯
a. オリーブオイル……大さじ1/2杯

「下味冷凍の味付けには、オリーブオイルなどの油を使用するのがポイント。油分で食材がコーティングされ、解凍時にうまみが流出しにくくなります」

ローストチキンの下味冷凍方法

1. 鶏もも肉の下処理をする

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鶏肉に余分な脂肪がある場合はハサミで取り除き、皮目から全体的にフォークで穴を開けて塩を振ります。鶏肉を裏返してみて骨と肉の間に切れ目が入っていなければ、骨に沿って包丁で切り込みを入れます。

「皮目に穴を開けたり、骨に沿って切り込みを入れたりするひと工夫で、味が染み込みやすくなります」

2. 調味料を合わせる

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(a)の調味料を合わせ、はちみつが溶けるまでしっかり混ぜます。

3. 鶏肉と調味料を保存袋に入れる

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下処理した鶏肉を保存袋に入れて調味料を加えたら、袋の上から軽く手でもみ味をなじませます。

4. 保存袋の空気を抜いて冷凍する

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空気を抜きながら袋の口を閉じます。

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平らに整えた保存袋をアルミトレーの上に置き、冷凍室で保存します。解凍する際は冷蔵庫に移して7~8時間置きましょう。

「味が均一に染み込むよう、冷凍する際は寝かせて保存してください。肉の繊維を壊すため、最低でも1晩は冷凍室に入れてくださいね。

下味冷凍は解凍するときに味が染み込むので、冷蔵室でじっくり解凍させましょう。夜食べる場合は、朝冷蔵室に移しておくといいですよ」

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