11. 〆のごはんを入れる

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

鍋の具材を引き上げて、〆を作ります。

つゆを沸騰させたら、ごはんを加えます。ごはんがほぐれてじゅうぶんにつゆをふくんだら、溶き卵を「の」の字を書くように回しかけます。火は、卵を入れたらすぐに止めます。

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

野菜の旨味がたっぷり溶け込んだが雑炊ができあがりました。彩りよくニラを散らしていただきましょう。

納豆を加えたキムチ鍋は旨味がたっぷり!

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

白菜をひと口食べると、あら不思議!食べづらい印象の白菜の軸がすぐにやわらかくなって味もしっかり染み込み、するするっと喉を通っていきます。

「白菜はこれからの季節、甘みが増しておいしくなりますから、今回紹介した切り方で新しい味わいをぜひ楽しんでください。

薄切り大根のシャキシャキ感も面白いですよ。細切りした長ねぎはほとんど溶けてしまいますが、いろいろな野菜の旨味がとけ込んだスープを雑炊にして最後まで食べ切ってほしいです。

納豆のとろみが加わったキムチスープは、シャープな辛味が消えてとてもまろやかになります。納豆は体にいいのはもちろんですが、旨味効果も抜群!さらに粉チーズをかけて食べるのもおすすめですよ」

次回は「塩麹ヨーグルト鍋」をお届けします。お楽しみに!

取材協力
取材・文/古川あや
撮影/宮本信義


野永喜三夫さんの連載記事はこちら▼

編集部のおすすめ