ライター : macaroni 編集部 井上

トレンド担当ディレクター

全国各地に変わった自動販売機が続々登場

自動販売機で買えるものといえば、かつては飲み物が定番でした。過去にはおでん缶がブームを巻き起こしたこともありましたが、いまやその驚きを超える “進化系自動販売機” が急増しているんです。

ここ2年続くコロナ禍において、人と対面せずにモノを購入できる自動販売機は時代にあったツール。その影響もあってか、取り扱いのバリエーションは餃子やラーメン、馬刺しまで!? この記事では、全国各地で話題を呼んでいる自動販売機をご紹介します。

1. 北海道:SNS騒然のショートケーキ缶

Photo by china0515

※写真右の苺とシフォンと生クリームは販売がありません。北海道産無農薬赤ルバーブとシフォンと生クリームの販売です。
札幌市と渋谷区にリゾット専門店と夜パフェ専門店を構える株式会社GAKUが、2021年7月16日(金)より「ショートケーキ缶を新発売する」とTwitterにて告知し、たちまち話題に!同商品は、オーナーが “パティスリーのケーキを24時間買えるようにしたい” という想いから開発されました。

自動販売機は北海道の札幌市限定!2021年7月16日(金)から、札幌にオープンした「pâtisserie OKASHI GAKU(パティスリー オカシガク)」の店舗前に設置され、24時間販売が開始されました。

Photo by china0515

価格:ショーケーキ缶 1,100円(税込)/ふわ缶 各900円(税込)
自動販売機で販売されているケーキ缶は、大人気の「ショートケーキ缶」のほか、姉妹商品の「ふわ缶」3種類。

ふわ缶は、ブルーベリーとシフォンと生クリーム、柑橘とシフォンと生クリーム、北海道産無農薬赤ルバーブとシフォンと生クリームのラインアップです。SNSでは、「とにかく見た目がかわいい!写真を撮らずにはいられない」「見た目を裏切らない、上品な味」と絶賛する声がたくさん集まっていました。

定番のショーケーキ缶は、いちごは甘みと酸味のバランスがよく、生クリームのやさしい甘さと相性抜群。いちごのフレッシュさも引き立っていてバランスも絶妙です。
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2. 渋谷ほか:日本初上陸の生搾りオレンジジュース

Photo by 日本オート・フォート株式会社

2021年7月頃、世界で大人気のフレッシュな生搾りオレンジジュースを味わえる自動販売機「Feed Me Orange(フィードミーオレンジ)」がついに日本上陸!その場でできたての生搾りオレンジジュースを楽しめますよ。

初回導入店舗として、東京・渋谷マルイをはじめ、大型商業施設イオンタウンふじみ野、マミーマート所沢山口店に先行して設置されました。

Photo by 日本オート・フォート株式会社

価格:1杯 500円(税込)
フィード・ミー・オレンジは、欧米や東南アジアで展開され、話題となっている生搾りオレンジジュース自動販売機。1杯に3~4個もの生のオレンジを使用し、その場で機械が自動で搾ってくれます。果汁100%の無添加でフレッシュなオレンジジュースを味わえますよ。

注文してから約40秒で出てくるという速さも嬉しいポイント!使用するオレンジは季節によって品種が変わるため、一年を通してさまざま味わいを楽しめますよ。

macaroni 編集部内にもファンが多く「今まで飲んでいたオレンジジュースは何だったのか……」「オレンジそのものを丸飲みしているようなフレッシュさ!」「もう元には戻れない」ともれなく絶賛しています。
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3. 月島:世界初の冷凍もんじゃ自動販売機

Photo by 加納コーポレーション株式会社

2021年8月頃、東京・月島のもんじゃストリートにある「月島もんじゃ おこげ 月島本店」の店舗前に、世界初となる「冷凍もんじゃの自動販売機」が登場!

鉄板以外で焼かれることが前提のため、おうちでもお店の味をそのまま楽しめます。ホットプレートを使ってもんじゃを焼くため、キャベツや具材の大きさなど、何度も試作を繰り返して誕生したそうですよ。

Photo by 加納コーポレーション株式会社

価格:1.5人前 1,300円〜
自動販売機で販売される商品には、もんじゃのおいしい焼き方の説明書も付属。さらに、YouTubeにて焼き方の動画も配信されているので、初めての人でもおいしく作れます。もんじゃを食べる際に使用する “ハガシ” も2枚付いていますよ♪

「明太子もちもんじゃ」や「いか墨もんじゃ」「五目もんじゃ」をはじめ、「和牛すじカレーもんじゃ」など、さまざまな種類から選べます。「具材が大きめで満足度が高いし味もおいしい」「子ども喜んで一緒に作ってくれた!」と、家族やお友達と楽しんでいる人も多いようでした。
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4. 新宿:無印良品の自動販売機

Photo by 株式会社良品計画

2021年9月10日(金)、「MUJI 新宿」と「無印良品 新宿」がリニューアル!「MUJI 新宿」は、環境に目を向けた商品や、アート・デザインをテーマにした雑貨、家具が販売され、「無印良品 新宿」では充実した日用品が販売されています。

店舗入口には、24時間利用可能な無印良品の自動販売機を5台設置!軽食や飲み物からマスクや歯ブラシなどのアメニティ、急に必要となる折り畳み傘まで、早朝、夜間問わず、気軽に購入できますよ。必要なときにいつでも買えるのはたしかに便利ですよね。

ムジラーの人たちからも「24時間利用可能なんて嬉しすぎる……」と、喜びの声があがっていました。
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5. 新大阪:フエキ自販機

Photo by 株式会社ヘソプロダクション

2021年10月頃、新大阪駅のホームに、大人気の文具「フエキのり」のコラボ商品を購入できる自動販売機「フエキ自販機」が登場しました。フエキ自販機では、TVやSNSでも話題のご当地コラボ商品が購入できますよ♪

Photo by 株式会社ヘソプロダクション

自動販売機には、「関西限定フエキ×パインアメ(レギュラー/ビッグ)」を始め、「福岡限定フエキあまおう果汁入りいちごのど飴(レギュラー/ビッグ)」などの食品のほか、「フエキリップクリーム(イヌ・ウサギ・ゾウ)」など、バラエティ豊かな商品がそろっていますよ。

食べ終わったあとも、物入れや置物として使えるのが嬉しいですよね。自分用にはもちろん、ちょっとしたお土産にも喜ばれそうです。「インパクトがあって、目立っていた」という声もちらほら。
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6. 千葉:パクチーシスターズの自動販売機

Photo by パクチーシスターズ

2021年3月28日(日)、千葉県八千代市にあるパクチーシスターズの直売所の隣に、オリジナルの自動販売機が登場!直売所は週に一回の営業ですが、自動販売機では、24時間365日購入できます。

パクチーシスターズは、2016年2月に立川あゆみさんが新規就農したブランド。「パクチー商品の兄弟姉妹を増やしていきたい」という思いから、パクチーシスターズという名前をつけたそうですよ。

Photo by パクチーシスターズ

2020年9月に直売所をはじめ、2021年3月に自動販売機を設置。開発に半年ほどかかったのだとか……。そんなこだわりが詰まった自動販売機は、メディアで取り上げられ、たちまち話題となりました。

商品は「フレッシュパクチー」や「ドライパクチー」、「パクチーペースト2種」と「パクチークッキー」4種類から選べます。すぐに売り切れてしまうので、見つけたら即ゲットするのがおすすめですよ!

※商品は変更になる場合があります。

7. 千葉:焼肉屋京城苑の自動販売機

Photo by 京城苑

2021年5月1日(土)に、「焼肉 京城苑 千葉ニュータウン店」の駐車場脇に冷凍肉料理の自動販売機が登場!京城苑(けいじょうえん)は、千葉県に3店舗を構える焼肉店で、おいしいお肉を手頃な価格で提供している人気のお店です。

冷凍肉料理自販機では、「やみつき肉餃子 30個」(税込 1,000円)や「牛とろフレーク 280g」(税込 2,000円)「生ハンバーグ 140g×3個」(税込 1,000円)の3種類が発売されています。食べ方が記載された用紙もついてくるので、おうちでもおいしくいただけますよ。

「ボリュームも味も満足度が高い」「珍しいだけじゃなくて味もしっかりおいしい」と、実際に食べた人たちも大満足のご様子。なかでも、牛とろフレークが人気のようでした♪

※商品は変更になる場合があります。

8. 千葉:工場直送の馬刺し専用自販機

千葉県の新鎌ヶ谷駅前、鎌ヶ谷市富岡、松戸市松飛台、市川市本北方の4カ所のに「馬刺し専用自販機」が登場!24時間販売で、馬肉専門工場から直送された馬刺しを堪能できます。

種類は豊富な5種類で、「馬さし2品盛り」や「赤身馬さし」、「厳選馬さし」や「やわらか馬さし」「馬とろ」などのラインアップです。値段は700〜1,500円程度と少々お高め。しかし、「身もしっかりしていて上品」「質が良くて、高くてもリピートしたくなる」と、味は高評価なので勇気を出して購入してみる価値はありそうですよ……!

9. 全国:冷凍ラーメン自販機

Photo by macaroni

2020年3月頃、冷凍食品用の自全国の有名店のラーメンを味わえる「冷凍ラーメン自販機 ヌードルツアーズ」が全国各地に登場!設置したのは、 創業63年東京都大田区にオフィスを構える「丸山製麺」。うどんやそば、中華麺や餃子の皮などを扱う、業務用の製麺会社です。

「業務用の生麺をおうちでも食べたいとい」という要望が多かったことから、取締役の丸山晃司氏が、プロジェクトを実行。ヌードルツアーズに全国から選ばれたのは、餃子1種類と、二郎系、鯛塩、煮干し、担担麺の4種類のラーメンです。

Photo by macaroni

スープは店で仕込んだものが冷凍されているので、本格的な味をそのまま楽しめます。麺の量もお店と同じなのも嬉しいポイント。買って食べた人たちは「店舗の味そのもの!」「24時間、食べたいときに手軽に買えるなんて嬉しい」と絶賛。

ひとつの店舗だけでなく、さまざまなお店の味から選べるのも人気の理由かもしれませんね♪

10. 全国:テレビで話題、だし道楽の自動販売機

Photo by muccinpurin

人気家事番組で登場し、ママタレントが料理に活用するや否や、SNSを中心に話題沸騰となった「だし道楽」。“自販機とだし” という一見ミスマッチな組み合わせがSNSでも注目され、購入する人が殺到しました。同商品の自販機は、全国各地で一般的なドリンクの自販機と同様、街角に設置されています。

だし道楽とは、広島県江田島に本社を置く二反田醤油が作る万能調味料のこと。もともとは醤油をメインに扱っていましたが、手軽に使えるだしに着目し、だしの製造がはじまりました。

国内産の厳選素材にこだわり、ペットボトルへの詰め込みも一本一本手作業というこだわりよう。力強い香りと旨みが特徴の「宗田節入りだし」、さらにあごを合わせた「焼きあご入りだし」など、こだわりのだしが販売されています。

Photo by muccinpurin

価格:焼きあご入り・宗田節入り500ml 各700円(税込)/昆布入り 1000ml 850円(税込)
「だし道楽で作ったうどんが想像以上においしい」「自販機で買えるレベルの味を越えている」と、その本格的な味を評価する声が続々とよせられています。

だし道楽を使用するだけで、うどんやそうめんがプロの味に仕上がりますよ。風味豊かでほっと落ち着く、まさにお店の味。何度か見かけたことがあるけど、買ったことがなかったという人も多いのではないでしょうか。一度試したら、きっとリピート間違いなしですよ♪

自動販売機で有名なだし道楽ですが、実はオンラインストアでも購入も可能。気になる人は下記のリンクからチェックしてみてくださいね。
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次はどんな自動販売機が現れる…!?

この記事では10種類の自動販売機をご紹介しましたが、どれもこれまでにはなく、その発想に驚かされるものばかりでしたね。その地域まで出かけて買ってしまいたくなるような商品もあったのではないでしょうか。

今後はどんな自動販売機が登場するのか楽しみです……!macaroni 編集部は引き続き、新しい情報を追いかけていくので更新をお楽しみに♪

文/井上 はるな(macaroni編集部)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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