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思い出の「フエキのり」
幼稚園や保育園に通っていた頃、みんながよく使っていた懐かしいフエキのり。一度は舐めてみたいと思ったことがある人も、多いかと思います。フエキのりの歴史は古く、誕生したのはなんと明治28年(1895年)、日本における卓上のりの元祖だったんですよ。
あのかわいらしい顔が付いた容器、「フエキ糊どうぶつシリーズ」の発売は、昭和50年(1975年)のことです。発売以来の愛くるしいデザインはいまでも変わらず、ロングセラーになっています。最近では、パステルカラーのフエキのりや、フエキのりデザインのハンドクリームやリップ、文房具まで売られていますよね。
ところで、黄色いお顔の動物、なんだかご存じですか?大きく垂れ下がったようなラインが耳のようで、犬だと思っている人も多いようですね。実は犬ではなく、黄色いひよこちゃんなんですよ。
フエキのりがプリンになった!?
おやつに「フエキプリン」のおすそわけをいただいてしまったのですが♪ もしもダマされて、中身がホンモノの糊だったらどうしてくれよう。。。。。????✨ https://t.co/UPXANeRejE
— timeandlove (@ BOOKS&GALLERYcafe点滴堂) 2016-09-21 15:23:26
そして、そんなフエキのり、なんと、プリンにまでなっていたと、TwitterやInstagramなどSNSを中心にいま話題になっているんです。
「なぜのりの容器にプリンが?」「本当に食べられるのか?」「かわいいから全種類買いたい!」「おみやげにもらって感激!」など、好奇心に満ちたツイートや投稿がたくさん寄せられています。
販売当初はプレーンの1種類だけでしたが、最近ではイチゴミルク味も発売が開始されたようですよ。
あの容器にプリンが入った「フエキ練乳プリン」
フエキ練乳プリンは大阪限定で、残念ながらお取り寄せすることさえもできない、激レア商品なんです。大阪でも、JR大阪駅構内や新大阪駅内にあるエキマルシェや、東急ハンズ三宮店で買うことができますが、期間限定というウワサも。
とはいえ、東京都内にある、大阪のアンテナショップにあった、という目撃情報も流出しています。見つけられた人はラッキー、即ゲットしちゃいましょう!
フエキプリンには「2時間以内に冷蔵庫へ入れていただきたい」という注意事項が付いています。新幹線に乗っても東京までは3時間はかかってしまうので、大阪から関東までお土産に買って帰るのも難しいようです。早く全国展開してもらいたいものですね。
気になるプリンの味は?
中に入っているプリンは、やさしいお味の練乳ミルク風味、軽い口当たりでおいしいとの評判です。半透明でトロッとしているので、ホンモノののりのようにも見えて、最初のひと口は勇気が入りそう。
気になる口コミは「甘すぎる!」「激甘!」「のり食べてる気分」というちょっと厳しめの意見から、「意外においしかった」「ムースっぽい」「とろける食感」などの好評価までさまざまです。
「帽子のフタを取って真上からプリンをスプーンですくうと、まるでフエキくんの脳みそを食べているかのようで、気が引ける」とのコメントも……。どの書き込みでもほぼ共通しているのは、即買いしたくなるほどのかわいさ、だということです!
実はそもそも食べられる「フエキのり」
「本当に食べれるの?」と心配する声も聞かれるフエキプリンですが、フエキのりは実は食べられるってご存じでしたか?
かわいい黄色いひよこの容器に入ったふえきのりは、幼稚園や小学生など、集団ですみずみまで目が届きにくい場でも、小さなお子さんが安心して使えるように設計されています。とうもろこしでんぷん100%で作られていて、ホルマリンなどの有害物質は一切不使用。
子どもにやさしいのりでありながらも、強い粘着性や伸びのよさ、安定した質感など、大人でも満足できる高いクオリティーを維持しているのは、フエキのりならではのこだわりです。長い間愛され続けているヒミツは、こんな点にも表れているんですね。
しかも腐らないから「不易糊」
そもそもフエキのりの「フエキ」というのは、いつまでも変わらないという意味の「不易」という熟語があてられています。明治時代に開発された当時は、日本では類を見ない「腐らないのり」でした。
「不易糊」は、いつまでも腐らずに、不変の品質を維持し続けるようにという、開発者の思いが込められ、荀子の「萬世不能易也」(永遠に変わることなし)にちなんで付けられたそうです。名前の由来を知るとより愛着がわいてきますね。
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