ライター : macaroni 編集部

「覚王山フルーツ大福 弁才天」に教わる簡単レシピ

Photo by macaroni

昨今大ブームを巻き起こしている、フルーツ大福。全国各地に専門店は増え続け、おうち時間を楽しむスイーツや手土産としてひときわ存在感を放っています。お店で買うものという印象が強いですが、手作りしてみたい人も多いはず……。

フルーツ大福ブームの火付け役「覚王山フルーツ大福 弁才天」に、おうちで作るためのとっておきレシピを教えてもらいました。加熱は電子レンジ、あんは市販のものを使用するのでお菓子作りが苦手な人でもチャレンジしやすいですよ。旬のフルーツをまるごと包んで、自分だけのフルーツ大福を作ってみませんか。

材料(みかん大福8個分)

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※フルーツは参考例です。お好みのものをお使いください
〈餅〉
・白玉粉……200g
・上白糖……100g
・水……300cc
・片栗粉……適量

〈具材〉
・みかん……8個
・市販のこしあん……適量

「市販のあんこを使用する場合は、こしあんをチョイスしてください。なるべく甘さ控えめのものを選ぶとおいしく仕上がりますよ。あんがやわらかすぎる場合は、様子を見ながら、少しずつレンジで加熱して水分を飛ばしましょう

下準備

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・みかんの皮を剥いて、筋を取り除いておく

「ピンセットでおこなうと細かい部分まで剥けますよ。あまり筋を取りすぎると、みかんから水分が出てしまうので注意してください。たとえば桃や梨のように大きいフルーツは、1/4カットにすると上手に包めますよ」

作り方

1. 白玉粉と砂糖を混ぜ合わせる

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耐熱ボウルに白玉粉と砂糖を入れて、ゴムベラで軽く混ぜ合わせておきます。

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混ぜながら大きなダマを潰していきます。手間をかけられるのであれば、砂糖をあらかじめふるいにかけておくのがベター。

2. 水を加えて混ぜ、電子レンジで加熱する

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ボウルに1/3の量の水(100cc)を加えて、均等になるまで混ぜます。ある程度混ぜ終わったら、電子レンジ600Wで1分30秒加熱します。

3. 水を加えて加熱をくり返す

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加熱し終わったら、残りの水の半量(100cc)を入れて均等になるまで混ぜます。さらに電子レンジ600Wで1分加熱します。

最後の水(100cc)を入れたら、なめらかになるまで混ぜます。最後に電子レンジ600Wで1分加熱します。

生地を混ぜてもボウルにまとわりつかなくなったら完成の頃合いです。粗熱をとる間に、このあとの作業をすすめてください。冷ましすぎると餅が固くなり、包みにくくなるので注意!

4. 手のひらであんを伸ばす

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市販のあんをボール状にまるめ取ったら、手のひらに伸ばします。包むフルーツの形状に合わせますが、みかんの場合は餃子の皮のように丸く形作ります。

5. のばしたあんでフルーツを包む

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皮を剥いたみかんをあんの中央にのせて、包んでいきます。

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側面にそわせるように、親指で軽く押しつけながら、みかんとあんをくっつけます。なるべく薄く伸ばしながら、あんが足りない場合は少し追加して繋ぎ合わせます。

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みかんのオレンジ色が透けて見えるくらいに、まんべんなくあんをつけます。

6. 餅で包む

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みかんにあんをまとわせたら、つぎは餅で包みます。餅を直径3cmほどのボウル状に丸めて、みかんのてっぺんに置きます。親指と人差し指で丸を描いた状態(指でOKサインを作るイメージ)で、餅をみかんにそわせながら下にスライドして押し当てていきます。

包み終わりに餅が余ったら、引きちぎるように取り除きます。

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全体的に包むことができたら、形成は完了です。

「餅は冷めると伸びづらくなってしまいます。ここまでの作業は、餅の粗熱が取れたら、なるべく素早く作業しましょう。慣れてくると簡単に包むことができますよ」

7. 表面に片栗粉をまぶす

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最後に片栗粉をまぶして完成です。刷毛を使うか、指を刷毛のようにして、サッサッとやさしく粉をはらいます。

上手にカットする方法。包丁より糸がおすすめ!

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餅切り糸発祥のお店でもある弁才天、フルーツ大福の上手な切り方をお伺いすると……。

「フルーツ大福をよく食べる人ならご存知かもしれませんが、カットするときは包丁より糸がおすすめです。糸を横に置き、両端を上に持ち上げて交差させます。交差させたまま引ききれば、きれいにカットできますよ。

だいたいのフルーツは縦向きで問題ありませんが、みかんの場合は断面を見せたほうがきれいなので、横向きに切ってください」

好きなフルーツを包んで自分だけの大福作りを

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フルーツが変わっても作り方は同じ。形状に合わせて、あんと餅を包むコツさえ掴めれば、あらゆるフルーツで大福を作ることができるそうです。

まずは秋に旬を迎えるぶどう、柿、いちじく、梨などお好みのフルーツで挑戦してみてはいかがでしょうか。慣れてきたら変わった食材を包んでみたり、あんから手作りしてもいいかもしれませんね。
取材協力
フルーツの記事はこちら▼
取材・文/倉持美香(macaroni 編集部)

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