ライター : macaroni 編集部

監修者 : 龍 慶介

てしま農園 代表

1年が経過したベランダ菜園。結果はいかに!?

Photo by okamagami

ベランダ菜園をやってみたけどなかなかうまくいかない、何から始めれば良いかわからないという方へ向けて、月ごとにベランダ菜園向きのおすすめ野菜&ハーブを紹介してきた本連載。

てしま農園の龍さん指導の元、取材だけでなく実際にベランダ菜園に挑戦していた筆者(ベランダ菜園初心者です)。育てやすい野菜を紹介していただきましたが、気候の変動や育てる環境の向き不向き、さらに慣れていない部分もあり、うまくいったものもあれば失敗してしまったものもあります。

そこで今回は、これまでに植えた植物のビフォーアフターを振り返りながら、1年間教えていただことを復習します。成功したおすすめの野菜だけでなく、失敗した野菜も正直にレビューしているので、ひとつの例として参考にしてみてくださいね。

ベランダ菜園の連載はこちら▼

【10月】ラディッシュ

【Before】種まきは間隔をあけることが大事!

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25℃を下回る過ごしやすい季節に、1カ月かからず育てることができるラディッシュ。龍さんの「ある程度の間隔で種まきを」の真意が汲み取れず、かなり多めに種まきをしてしまったことがのちの悲劇を生むことに。

【After】間引きした芽はベビーリーフとして!

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1週間もせずにグングン伸びたラディッシュの芽は、あっという間に密状態に。懸命に間引きをするも、根を大きくすることができないと察したラディッシュは、ヒョロヒョロと葉を伸ばすだけになってしまいました。

結果、コロンとかわいいラディッシュの姿を目にすることができないままベビーリーフとして食して終わり。「間引きすればいいや」と種まきでズボラを発揮すると、痛い目を見ると痛感しました……。種まきの際は、目安1~2cm間隔で均一にまくようにしましょう!

詳しい栽培方法はこちら▼

【11月】ペコロス

【Before】しばらく変化がなくても問題なし!

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3cm間隔で1本ずつ苗を植え込むペコロス。寒い時期に育てるということもあり、しばらくはヒョロヒョロの状態が続きますが問題はありません。気温が下がるときはポリ袋などで保温する土の表面が乾いたらプランターの底から水が出るまで水をやる2月と3月に肥料をやる、この3点だけ注意すればゆっくり確実に成長してくれます。

【After】育てやすさと味の良さで今年も栽培必至

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3月の暖かい気候でどんどん葉が太くなり、4月になると土の表面からペコロスの頭が少し顔を出すように。スコップでやさしく掘り起こすと、ピンポン玉サイズのかわいいペコロスがたくさん出てきました!

「イチゴと相性が良いので、イチゴのプランターの隙間に植えるのがおすすめ」と龍さん。今年はその方法でまた作りたいと思います。

詳しい栽培方法はこちら▼

【12月】エンドウ豆

【Before】グングン伸びるので育てがいアリ!

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エンドウ豆の最大のポイントは、冬の間は30cmを越えないようにすること。幼い苗のうちは寒さに強いのですが、大きくなりすぎると寒さに弱くなり越冬できなくなってしまいます。

成長しすぎていると感じたら、切り戻してあげましょう。ちゃんと脇芽が伸びて、越冬したころに再び成長を始めます!
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