芳ばしさがたまらない!いつもとは別格の味

Photo by akiyon

魚焼きグリルで焼きあげた豚肉は、端に焦げ目がついてカリっとした仕上がりに。フライパンで焼くのとはまったく違う、芳ばしい風味です。

豚肉をめくってみると、たれをまとったごはんが!豚肉でごはんを巻きこむようにして、パクリ、思わず笑顔がこぼれます。まるで炭火で焼いたのかと思うくらい風味がいいんですよね。たれを二度づけした効果も抜群で、そのしみしみ加減といったら……ごはんとの相性がよすぎて、次から次へと箸が進んでしまいますよ。

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たれは煮詰めてあるので丼の底にたまらず、ごはんも適度な水分を保ってふっくらツヤツヤのままです。シャバシャバではないことが、こんなに大事だとは……。

最後にかけたこしょうもピリっとした辛さがきいていて、欠かせないアクセントになっていました。矢野さんいわく、こしょうは粗びきがおすすめだそうです。

おいしい豚丼を作るには芳ばしさが必須

最初は魚グリルを使うことが少々面倒にも感じた筆者。いざトライしてみると、想像以上に簡単。かつ、自己流の作り方とは歴然の差が生まれたことに驚きました。

「豚丼は芳ばしさが命!豚肉とたれの双方から芳ばしさを引き出すことを意識してください。魚グリルがなくても、今回の工程さえ守ればフライパンでもおいしい豚丼を作れますよ」と矢野さん。

芳ばしさの有無が、お店の味に近づけられるかの分かれ道。お気に入りのたれや自慢のレシピがある人も、しっかり芳ばしく仕上げて、本格的な豚丼作りに挑戦してみてくださいね。


取材協力
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文・撮影/那須顕代

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