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家庭料理でもスパイスが活躍!
スパイスを買ってみたものの冷蔵庫の奥に眠っている、スパイス料理を作ってみたいけど手間をかけるのは嫌、という方多いのではないでしょうか。そんな方に試していただきたいのが、スパイス×家庭料理の組み合わせ!
定番の家庭料理にスパイスをプラスすることで、手間をかけずにいつもと違う味わいを楽しむことができるんです。今回は、数々のスパイスレシピを生み出し研究している、ちゃいまいさんに3つのスパイス活用法を教えていただきます。
定番の家庭料理にスパイスをプラスすることで、手間をかけずにいつもと違う味わいを楽しむことができるんです。今回は、数々のスパイスレシピを生み出し研究している、ちゃいまいさんに3つのスパイス活用法を教えていただきます。
教えてくれた人
旅するスパイスラバー/ちゃいまいさん
大学進学を機にバックパッカーをはじめ、旅先で出会ったスパイスたちに魅了され、スパイスオタクに。脱サラをし、スリランカへのスパイス留学を経て独立。現在は都内にあるカレーシェアハウス「東京マサラ部室」にて日々スパイスの研究を行いながら事業に取り組む。代表を務めるスパイスブランド「HATSPICE 」では、スパイスをもっと身近に感じてもらえるように、日常に取り入れやすいスパイスの商品開発、情報発信をおこなっている。
「じつは日本の家庭料理とも相性が良いスパイス。今回は特に献立の登場頻度が高い“焼き魚”、“生姜焼き”、“酢の物”に合わせる活用術をご紹介します。
スパイスといえばじっくり炒めて煮込んで〜と思われがちですが、さっと料理にプラスするだけでも十分香りを楽しむことができるんですよ。簡単に取り入れられるので献立のマンネリ防止にも役立ちます!」
大学進学を機にバックパッカーをはじめ、旅先で出会ったスパイスたちに魅了され、スパイスオタクに。脱サラをし、スリランカへのスパイス留学を経て独立。現在は都内にあるカレーシェアハウス「東京マサラ部室」にて日々スパイスの研究を行いながら事業に取り組む。代表を務めるスパイスブランド「HATSPICE 」では、スパイスをもっと身近に感じてもらえるように、日常に取り入れやすいスパイスの商品開発、情報発信をおこなっている。
「じつは日本の家庭料理とも相性が良いスパイス。今回は特に献立の登場頻度が高い“焼き魚”、“生姜焼き”、“酢の物”に合わせる活用術をご紹介します。
スパイスといえばじっくり炒めて煮込んで〜と思われがちですが、さっと料理にプラスするだけでも十分香りを楽しむことができるんですよ。簡単に取り入れられるので献立のマンネリ防止にも役立ちます!」
1. 見た目も味もワンランクアップ。焼き魚×スパイス
「家庭料理の定番おかず焼き魚も、スパイスでアレンジ可能!ターメリックは魚の臭みをとり、味に深みを足してくれるので、インドでも下ごしらえの際にターメリックを魚にまぶしたりするんです。
水気をとった魚に少量の塩とターメリックをまぶしたら、フライパンに油を熱してお好みのホール(原形)スパイスを温め、そこに魚を投入。スパイスをまぶしつけるように焼けば、いつもとは違ったスパイス広がる焼き魚の完成です!」
水気をとった魚に少量の塩とターメリックをまぶしたら、フライパンに油を熱してお好みのホール(原形)スパイスを温め、そこに魚を投入。スパイスをまぶしつけるように焼けば、いつもとは違ったスパイス広がる焼き魚の完成です!」
「鮭やたらなどの白身魚にはコリアンダーシード、さばやあじなどの青魚にはフェンネルシード、マスタードシードがよく合います。
コリアンダーシードはパクチーの種ですが、パクチーとは異なる甘くさわやかな香りがするので、パクチーが苦手な方にもおすすめ。フェンネルシードは華やかな香り、マスタードシードはナッツのような香ばしい香りを足すことができますよ。
自由に組み合わせ、ホールスパイスのプチプチとした食感と香ばしさを楽しんでみてください」
コリアンダーシードはパクチーの種ですが、パクチーとは異なる甘くさわやかな香りがするので、パクチーが苦手な方にもおすすめ。フェンネルシードは華やかな香り、マスタードシードはナッツのような香ばしい香りを足すことができますよ。
自由に組み合わせ、ホールスパイスのプチプチとした食感と香ばしさを楽しんでみてください」
2. 夏バテ予防にも。生姜焼き×スパイス
「お肉も、お魚同様スパイスとの相性抜群!手軽に作れる人気の家庭料理、生姜焼きにスパイスを合わせると豚肉の脂っぽさがなくなり爽やかな味わいになります。ビタミンB1が豊富に含まれる豚肉は夏バテ予防にも効果的ですよ!
スパイスは、焼くときに入れても、下味をつけるときに入れてもOK。生姜焼きのタレを作る際に、パウダースパイスを少しだけ混ぜ込んでみてください(※1)」
スパイスは、焼くときに入れても、下味をつけるときに入れてもOK。生姜焼きのタレを作る際に、パウダースパイスを少しだけ混ぜ込んでみてください(※1)」
「コリアンダーパウダーは、爽やかな風味、クミンパウダーはエスニック感のある香ばしい風味をつけることができます。辛いのがお好きな方は、チリペッパー(唐辛子)をプラスするのもおすすめ!
分量の目安は、お肉200gに使用するタレで、クミンパウダーまたはコリアンダーパウダー小さじ1/2杯〜小さじ1杯程度。味見をしながらお好みのスパイシー加減に調整してください」
分量の目安は、お肉200gに使用するタレで、クミンパウダーまたはコリアンダーパウダー小さじ1/2杯〜小さじ1杯程度。味見をしながらお好みのスパイシー加減に調整してください」
3. 爽やかさアップ!酢の物×スパイス
「暑い時期にたくさん食べたくなる酢の物も、スパイスと合います。酢の物×スパイスの組み合わせは、インド料理のお漬物“アチャール”に似た仕上がりになりますよ。
手軽に取り入れるなら、定番の甘酢漬けにスパイスを加えてみるのがおすすめです。野菜の甘酢漬けを作ったあとに、少量の油で炒めたホール(原型)スパイスを油ごと加えて混ぜれば完成。普段の食事のおかずとして取り入れていただいてもいいですし、カレーの副菜にもぴったりですよ」
手軽に取り入れるなら、定番の甘酢漬けにスパイスを加えてみるのがおすすめです。野菜の甘酢漬けを作ったあとに、少量の油で炒めたホール(原型)スパイスを油ごと加えて混ぜれば完成。普段の食事のおかずとして取り入れていただいてもいいですし、カレーの副菜にもぴったりですよ」
「今回は、きゅうり、キャベツ、にんじんを使った甘酢漬けにクミンシード、フェンネルシード、ブラウンマスタードシードを加えてみました。もちろん野菜は別のものでもいいですし、スパイスは一種類でもOK。
にんじんを使う場合は、お酢を白ワインビネガーとレモン汁に変え、油をオリーブオイルにするとおしゃれなキャロットラペ風のおかずに。組み合わせ次第でいろんな味わいを楽しむことができるので、お好みの野菜とスパイスで試してみてください」
にんじんを使う場合は、お酢を白ワインビネガーとレモン汁に変え、油をオリーブオイルにするとおしゃれなキャロットラペ風のおかずに。組み合わせ次第でいろんな味わいを楽しむことができるので、お好みの野菜とスパイスで試してみてください」
スパイスで定番料理をワンランクアップ!
「スパイスは“辛い”、“カレー風味になる”というイメージをされがちですが、辛味のあるものもあれば、爽やかさや甘みがプラスされる種類もあるんです。料理との相性によって使い分ければ、定番料理でも新たなおいしさを発見することができます」とちゃいまいさん。
食卓に頻繁に登場する焼き魚や生姜焼き、酢の物にスパイスが合うなんて、ちょっとした驚きです。定番の家庭料理に合わせられると、スパイスを使った料理へのハードルがグッと下がりますよね。
スパイスを使うことで、いつもの料理もちょっぴりオシャレな仕上がりに。普段の食卓にはもちろん、おもてなし料理として活用するのもいいですね!
取材・文/樋田由香(macaroni 編集部)
【参考文献】
食卓に頻繁に登場する焼き魚や生姜焼き、酢の物にスパイスが合うなんて、ちょっとした驚きです。定番の家庭料理に合わせられると、スパイスを使った料理へのハードルがグッと下がりますよね。
スパイスを使うことで、いつもの料理もちょっぴりオシャレな仕上がりに。普段の食卓にはもちろん、おもてなし料理として活用するのもいいですね!
取材・文/樋田由香(macaroni 編集部)
【参考文献】
(2021/07/06参照)
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