痺れる辛さ、そのあとやってくる清涼感

Photo by Mio Gohda

グリーン、赤、紫、白と彩りが美しい逸品が完成しました。花椒の香りや痺れるほどの刺激、セロリやミントの風味を感じるスープ、それをたっぷりとまとった牛肉や野菜、いろいろな要素がひとつのお皿につまっています。 花椒はたしかに痺れるほど辛いですが、それに負けないだけの旨味がありますよ。

「このレシピでは花椒の痺れるような辛味をお肉や野菜、スープと一緒に楽しんでいただきたいです。花椒を“しょっぱい”と感じられる方もいますが、じつはそうではなくて、塩味を感じやすくする効果があるんです。つまり花椒を使うことで塩分を控えられるといった健康効果もあるんですよ」と井桁シェフ。

とてもヘルシーで爽やかに食べられるので、夏にぴったりなレシピだと思います。調理法もじつにシンプル!暑くて長時間はキッチンに立ちたくないこの時期には、特にうれしいですね。一度食べたら忘れられない、クセになる味をぜひお試しあれ!

次回は、爽やかな香りが特徴の陳皮を使ったレシピをご紹介します。
取材協力
※麻布十番本店、六本木ヒルズ店、銀座三越店では、いずれも本場成都の伝統四川料理が味わえます。汁なし成都タンタン麺「正宗担担面」が人気。“ひとさじ加えるだけでいつもの味が劇的に変わる!”と噂のオリジナルラー油「一滴香(イーディンシャン)」はオンラインでも購入が可能です。

取材・文/古川あや
撮影/強田美央

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