2. 食感の異なる食材を合わせる

Photo by Nobuyoshi Miyamoto

「レリッシュとは、野菜を細かく切って酢とオリーブオイルで漬けたもの。かける食材に合わせて、具材を変えるのがバスク流です。今回のポテトサラダはたこやツナがたくさん入っているので、キリっとした味わいを生み出すピーマンと玉ねぎが合うと思います。

さらに、クリーミーなポテトサラダにシャキシャキしたレリッシュが加わることで、食感に変化が生まれます。異なる食感の組み合わせを意識することも、デリ風おかずのポイントですね。何よりもグリーンの色合いがきれいですし、食卓に置いている間ポテトサラダが乾くのを防いでくれるという役割もあるんです。

作り置き保存する場合は、ポテトサラダとグリーンレリッシュは別々に。ポテトサラダが水っぽくならずいつでもおいしく食べられます」

食材を変えればポテトサラダもごちそうになる

取材中に“盛り上がるポテトサラダ”というナイスネーミングが飛び出すほど、気持ちを高めてくれたバスク風ポテトサラダ。主役級の見た目で、ポテトサラダのイメージを良い意味で崩してくれるひと品でした。

「おうちで作るポテトサラダは好きな具材で作れるのがいいところ」と植松さんがおっしゃるように、お好みの具材をたっぷり入れたらそのご家庭だけのオリジナルメニューになってくれそう。糖質が気になる人はじゃがいもを減らして、ゆで卵を増やすのもおすすめですよ。

さて、次回6/12(土)はパパっと作れる「アンチョビマリネ」をご紹介します。ぜひご期待ください!

取材・文/大瀧亜友美
撮影/宮本信義
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