皮ごと厚めにむく

ソラニンやチャコニンは芽のほか、皮にも多く含まれています。そのため、芽だけでなく、まわりの皮も取り除くようにしましょう。

また、緑色の部分がある場合も皮を厚めにむき、しっかりと取り除きます。皮をむく厚さは1mm以上が目安。包丁でむくのがむずかしいときは、ピーラーを使うときれいに取り除くことができますよ。(※4)

爪楊枝で取り除く

ジャガイモが小さいときは、芽のまわりに爪楊枝を刺してくるっとまわすように動かしましょう。包丁でえぐるよりも簡単に取り除けますよ。

ジャガイモはできるだけ皮をむいて調理するのがおすすめですが、新ジャガのように皮ごと調理するときは爪楊枝を活用しましょう。(※1,4)

ジャガイモの保存方法

ジャガイモは、20℃以上になると発芽・腐敗しやすくなるので、10℃くらいの冷暗所で保存しましょう。長期間の保存を避けるため、必要なときに購入すると良いですよ。

なお選ぶ際は、芽が出ていたり、皮が緑色になっていたりするものは避けてくださいね。(※4)

ジャガイモの芽は正しく処理して食中毒を防ぎましょう!

国内では、家庭菜園や学校の調理実習などで、ジャガイモに含まれる毒素が原因の食中毒が毎年発生しています。大量に摂取しなければ直ちに体調を崩すおそれはないとされていますが、できるだけ摂取しないように注意しましょう。

もし芽が出てしまっても、正しく取り除けば大丈夫。保存期間が長くなりそうなときは、大量消費してジャガイモ料理をおいしく食べてくださいね。
【参考文献】
(2020/01/13参照)
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