ライター : ☆ゴン

あぶらかれいとはどんな魚?

Photo by macaroni

あぶらかれいとはその名のとおり、身に脂を多く含むことからついた名前です。オホーツク海やベーリング海などの北太平洋に生息し、日本では北海道全域と東北、北陸沿岸に分布する大型のかれい。

かつては国内でも大量に獲れましたが、現在は輸入物がほとんどです。そのため、店頭で鮮魚を見かけることはあまりありません。脂がたいへん多く昔は敬遠されていたものの、近年はそのやわらかい身質が逆に人気に。おもに冷凍切り身やフィレなどで販売されています。

あぶらかれいの食べ方と調理のコツ

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あぶらかれいの魅力は、なんといっても価格が安いこと。財布にやさしいかれいの仲間として人気があります。食べ方は煮付けやムニエル、フライなど、どんな調理法でもおいしい魚。ただし、加熱すると身がくずれやすいため、煮たり焼いたりする場合は、触りすぎないよう注意が必要です。

1. 揚げているのでコク旨。あぶらかれいのみぞれ煮

煮汁に大根おろしを加えて、みぞれ煮にするレシピです。かれいの種類はとくに指定していませんが、あぶらかれいを使うのがおすすめ。魚を揚げて煮るので、さっぱりしながらもコクと旨味があります。

2. しっとりした食感。あぶらかれいと白菜の蒸し焼き

あぶらかれいと白菜を蒸し焼きにします。敷き詰めた白菜の上にかれいを並べますが、白菜から水分が出るので水を加える必要はありません。切り身はふっくらと、白菜はしっとりしておいしいですよ。

3. レンジ加熱で煮くずれない。あぶらかれいの煮付け

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かれいを煮付けにすると、皮が破れて身がくずれがちです。そんなときに試してほしいのが、レンジでの加熱調理。かれいの種類によっては身がパサつくことがありますが、あぶらかれいならその心配もありません。

4. カレーとハーブの風味。あぶらかれいのムニエル

あぶらかれいに、小麦粉とカレー粉を混ぜたものをまぶし、バターでこんがりムニエルにします。それだけでも十分においしいですが、牛乳やハーブミックスを加えたソースをプラス。香りと風味が良いですよ。

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