貧血対策に役立つ「鉄」

貧血対策に欠かせないミネラルの一種、鉄はビーフン100gあたり0.7mg含まれています。

体内に存在する鉄の約70%は赤血球中のヘモグロビンの成分として、酸素の運搬にかかわっています。そのため、不足すると酸素が十分に行き渡らなくなり、頭痛や疲れやすさなどの貧血症状を感じることが。

女性は月経や妊娠、出産など鉄を失う機会が多いため、男性よりたくさん摂る必要があります。(※2,8)

ビーフンはダイエットに向いている?

ビーフンはダイエット中におすすめの食品とは言えません。なぜなら糖質量が多く、食べ過ぎると中性脂肪として体に蓄えられてしまい、太る可能性があるためです。

一方で、食物繊維やビタミンB1、鉄分など、女性に嬉しい栄養素も含んでいます。ダイエット中でも、食べる量や食べ方に気をつけることで、楽しむことができます。(※9)

ダイエット中にビーフンを食べるときの注意点

注意点

  1. 食べ過ぎない
  2. 野菜と組み合わせる
  3. たんぱく質不足にならないように
  4. よく噛んで食べる

食べ過ぎない

ビーフンはカロリーや糖質量が低いとは言えないため、食べ過ぎないようにしましょう。

普段は座り仕事がメインで、散歩や軽い運動をおこなう習慣のある成人女性の場合、1食当たりの炭水化物量の目安は67~93g程度。主食以外にも炭水化物を取り入れると想定すると、主食がビーフンの場合は、1人前(50g)程度にするのをおすすめします。(※1,2,10,11)

野菜と組み合わせる

ビーフンは焼きビーフンや汁ビーフンとして食べることが多いですが、野菜と組み合わせて食べるようにしましょう。

野菜には、消化吸収を緩やかにして血糖値の急上昇を抑える食物繊維が豊富。血糖値が急上昇すると、糖質を脂肪として溜めこむようにはたらくインスリンが過剰に分泌されてしまいます。

野菜を先に食べることで、糖質の吸収をおだやかにし、インスリンの過剰分泌を抑えることができますよ。(※12)

たんぱく質不足にならないように

たんぱく質は筋肉の材料となる栄養素ですが、ビーフンに含まれる量は多くありません。たんぱく質を摂らずに筋肉が減ると、基礎代謝が落ちてしまい、痩せにくい体質になるおそれがあります。

ダイエット中は、肉や魚といったたんぱく質を多く含む食材を意識して摂るように心がけ、基礎代謝の高い痩せやすい体を目指しましょう。(※13)
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