痛風の症状がある人は食べる量に注意

痛風になると、血中の尿酸濃度が高くなることで体のさまざまな場所に尿酸が結晶として沈着し、痛みを生じます。

尿酸の素となるプリン体は、いくら100gあたりに3.7mg含まれています。「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」によると、いくらは50mg以下の「極めて少ない」に分類されますが、食べ過ぎには注意が必要です。(※15,16,17)

ダイエット中でも!いくらのおすすめレシピ3選

1. いくらとスモークサーモンのちらし寿司

Photo by macaroni

卵やスモークサーモン、いくらを使用するちらし寿司は、ダイエット中に不足しがちなたんぱく質を補うことができます。保存容器で簡単に作れるのが嬉しいポイントです。カロリーが気になる方は、酢飯の量を控えめにしてみてくださいね。(※18)

2. いくらをちらしたサーモンとアボカドのサラダ

見た目が華やかに仕上がるので、お祝いごとやおもてなしメニューにもぴったりのひと品です。生野菜はかさが大きいので、食べ応えが抜群なうえに、カロリーが低いためダイエット中でも抵抗なくたっぷり食べることができます。いくらのプチプチ食感がサラダのアクセントになりますよ。

3. カブといくらのカルパッチョ

シンプルな味付けと大葉の風味を効かせることで、意外と見落としがちな調味料からのカロリーも抑えられるレシピです。やさしい味わいのカブと、いくらの塩気がよく合います。粉チーズを加えることで洋風に仕上がりますよ。

丼や軍艦だけじゃない!ダイエット中のいくらレシピを工夫しよう

いくらには、DHAやEPAといった脂質や、強い抗酸化作用をもつアスタキサンチンなど、体にうれしい栄養が豊富に含まれています。

ダイエット中にいくらを食べる際は、ほかの食材と調理した「おかず」にして、ご飯を添えて食べる工夫をしましょう。そうすることで食べ過ぎ対策につながるほか、ご飯の量を抑えられて栄養バランスが良くなります。痛風の症状が出ている方は、食べ過ぎに注意してくださいね。
【参考文献】
※1 八訂食品成分表2021|女子栄養大学出版部
(2023/12/05参照)
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