ライター : 大山 磨紗美

発酵食健康アドバイザー / 発酵文化人

豆腐の味噌漬けレシピ

Photo by アンリチコ

調理時間 10
*漬け込み期間:1~2日
豆腐の味噌漬けは、水切りした豆腐を味噌だれにつけるシンプルな料理。実は江戸時代には既に存在していた食べ物なんです。珍しい豆腐を使った食べ物として、「豆腐百珍」という当時のレシピ本のような書籍で紹介されていました。 この記事では、シンプルな味付けを楽しんでいただくために、酒と味噌だけで漬け込んだレシピを紹介します。

材料(作りやすい分量)

Photo by アンリチコ

おいしく作るためポイント

  1. おいしく作るポイントは、豆腐の水切りをしっかりとすること。キッチンペーパーや清潔なさらしに包んで重しをして冷蔵庫に入れてひと晩放置し、十分に水切りをしてください。冷蔵庫に入れている間に水分が出てきたら、最初の2~3回はぺーパーや布を交換しましょう。
  2. 豆腐は重しをしたままひと晩放置し、しっかりと水切りをしましょう。豆腐の水分を抜くことで味噌のうまみが豆腐の中まで浸透し、日持ちもよくなります。

作り方

1.豆腐の水切りをする

キッチンペーパーが巻かれた豆腐

Photo by アンリチコ

木綿豆腐をキッチンペーパーで包み、重しをしてひと晩水切りをします。

2.漬け込み用の味噌を作る

すり鉢の中で味噌が混ぜられている様子

Photo by アンリチコ

酒を小鍋に入れて沸騰させ、アルコールを飛ばし冷ましておきます。すり鉢かボウルに味噌と酒を入れて、ペースト状になるまで混ぜましょう。

3.味噌に豆腐を漬け込む

はけで豆腐に味噌を塗っている様子

Photo by アンリチコ

木綿豆腐の表面にまんべんなく3を塗り、ぴったりとラップを巻きます。

4.1~2日漬け込んで完成

保存容器の中に入った豆腐

Photo by アンリチコ

別のラップでもう一度巻いたあと、除菌をした密閉容器か保存用バックに入れて冷蔵保存しましょう。

豆腐の味噌漬けの食べ方

Photo by アンリチコ

表面の味噌をこそぎ取って、スライスして食べます。味はチーズや、沖縄料理の「豆腐よう」に近い感じです。

一度に食べ切ることができない場合は、清潔な包丁で食べる分だけを切り分け、残りは断面にラップを密着させ、密閉状態で冷蔵保存してください。保存期間は約1週間です。

味噌漬け豆腐のアレンジレシピ3選

1. 香ばしさをプラス「豆腐の味噌漬け焼き田楽風」

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豆腐の味噌漬けはそのままでもおいしいのですが、炙ると味噌の香りが強く感じられます。ご飯のおともにも、酒のアテにもなるひと品です。

材料(2人前)
・豆腐の味噌漬け……50g

作り方
豆腐の味噌漬けを8mmの厚さにスライスし、魚焼き器(トースターで代用可)の網に油を塗って焼く。豆腐の表面に少し焦げ目がつけば完成。

ポイント
網にひっつきやすいので油をしっかり塗るか、アルミホイルやクッキングシートを敷いて焼いてください。味噌が焼ける香ばしさがおいしさの秘訣。焦げ目がつくくらい焼いてください。お好みで小口ネギや、刻んだ大葉やミョウガなど、薬味を添えてもOK!

2. チーズでコクとうまみがマシマシに「豆腐の味噌漬けのチーズ焼き」

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豆腐の味噌漬けを洋風アレンジ。豆腐の味噌漬けとチーズはとても相性のいい食材です。トロっと溶けたチーズと濃厚な味わいの味噌漬けの組み合わせは、だれでも食べやすい味になります。

材料(2人分)
・1~1.5cmにスライスした豆腐の味噌漬け……4枚
・とろけるチーズ……大さじ4杯
・ブラックペッパー(粗びき)……適量
・小麦粉……適量
・サラダ油……適量

作り方
1. 表面の味噌を落とした豆腐の味噌漬けに小麦粉をまぶす。
2. フライパンに油を入れ、両面をこんがりと焼く。
3. 豆腐の上にチーズをのせ、火を止めてふたをする。
4. 余熱でチーズが溶けたら完成。皿に盛り付けてブラックペッパーをかけて食べます。

ポイント
表面の味噌をキッチンペーパーで丁寧にふき取ってから小麦粉をまぶすと、きれいに仕上がります。好みにもよりますが、ペッパーは多めにかけるのがおすすめ。ピリッとした味がクセになります。赤ワインにぴったりのおつまみです。

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