「一日の塩分量6g」を目指すにはどんな食事にすればいい?

塩分が多い食べ物として、インスタントラーメンや漬物、加工品などが挙げられます。一日の塩分摂取量6.0g未満を目指すには、これらの食品は避けましょう。意外と塩分量を意識しないのがパン。ごはんよりパン派の人は、知らぬ間に塩分を摂り過ぎているおそれがあります。

なお、塩分摂取のうち、約7割は調味料によるもの。使い過ぎないよう意識したうえで、酢の物のような塩分を加えず仕上げる料理を取り入れるのがおすすめです。みそ汁やスープなどの汁物を一日1杯控えると、約1gの減塩につながりますよ。(※7,8)

管理栄養士が教える減塩のコツ4選

ポイント

  1. 酸味や辛味で味付けする
  2. 減塩タイプの調味料を使う
  3. スープを残す
  4. 卓上調味料を使い過ぎない

1. 酸味や辛味で味付けする

塩分を控えるために塩やしょうゆの使用量を減らすと、味が薄くなってしまい、おいしく食べられないのではないかと不安になりますよね。薄味でもおいしい料理を作るには、塩分を含まない酢や香辛料を取り入れるのがポイントです。

さらに、煮干しや昆布などのだしの旨みを組み合わせると、旨みの相乗作用により、料理がおいしくなりますよ。(※9)

2. 減塩タイプの調味料を使う

食塩はケチャップやソース、ドレッシングといったさまざまな調味料に含まれています。調味料の塩分量を抑えるには、「減塩」や「低塩」と記載されているものを選んでください。

ただし、減塩タイプの調味料だからといって、たくさん使ってよいというわけではありません。計量スプーンで計り、適切な量を使うようにしましょう。(※7,9,10)

3. スープを残す

ラーメンやうどんなどのスープには、塩分が多く含まれています。飲まずに残すことで、塩分の摂り過ぎ対策になりますよ。すべて残した場合、1杯あたり約3gの減塩に。

また、みそ汁をはじめとした汁物の塩分にも注意が必要。野菜や豆腐などをたっぷり入れて具だくさんにすると、汁気が減るため減塩につながります。(※7,8,11,12)

4. 卓上調味料を使い過ぎない

料理を薄味にしても、ソースやしょうゆなどの卓上調味料をたっぷりかけると、塩分の摂り過ぎになってしまいます。卓上調味料を使う前に料理の味を確かめ、なるべく量を減らしましょう。

また、卓上調味料を使う際は、「かける」より「つける」のがおすすめです。小皿に取り分けた調味料に料理をつけながら食べると、調味料の使い過ぎを対策できます。(※9)
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