料理によって使い分ける!おいしさアップのもうひと手間

穴を開けて味を染み込みやすく

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皮に穴を開けておくと、下味が染み込みやすくなり、焼き縮みを防ぐこともできます。フォークを皮目に突き刺し、まんべんなく穴を開けておきましょう。フォークが刺さりにくければ、包丁の先端で数か所穴を開けてもOKです。

調味料をなじませる唐揚げや、下味をつけてから焼くチキンステーキなど、皮つきのまま調理するさまざまな料理にご活用ください。

切り込みで焼き縮みと焼きムラを防ぐ

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鶏肉を1枚のまま調理する場合は、切り込みを入れて焼き縮みを防止し、火の通りを均一にしましょう。もも肉には、包丁で3cm幅の浅い切り込みを入れます。むね肉には、中央に厚さ半分ほどの切れ目を入れ、その切り込みから左右に向かって観音開きにしてください。

チキンステーキや大きなチキン南蛮など、切らずに調理する料理には必須の下ごしらえです。

むね肉は繊維切りでやわらかく

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むね肉には繊維が多いため、繊維を断ち切ることでやわらかい食感になります。むね肉を2~3等分に切り分け、それぞれの繊維に対して垂直に包丁を入れてください。削ぎ切りにすれば、断面が広くなって調味料が染み込みやすくなり、火の通りもはやくなります。

唐揚げや炒め物など、むね肉を切って使うさまざまな料理に役立ちますよ。

下味をつけてジューシーに

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砂糖と塩や、マヨネーズ、塩麹をもみ込むと、パサつきやすい鶏むね肉がしっとり食感になります。1枚(約300g)に対して、砂糖小さじ1杯と塩小さじ1/4杯が目安です。マヨネーズを加えるとさらにジューシーに!

また、鶏むね肉1枚に塩麹大さじ1杯をもみ込んでも、やわらかく仕上がります。もみ込んだら20分以上漬けておくのがポイント。

下ごしらえで鶏肉料理のおいしさを格上げしましょう

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簡単な鶏肉の下ごしらえですが、するとしないとでは料理の仕上がりに差が出てきます。基本の下ごしらえは慣れると1分もかからずにできてしまうので、ぜひマスターしてご活用ください。

また、作る料理によって、切り込みを入れるなどひと手間かけるのも大切です。丁寧な下ごしらえで、臭みのない、ふっくらジューシーなおいしい鶏肉料理を作りましょう!

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