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ポイント③構図は几帳面気味に
み「几帳面気味に、というのはつまり写真の左右四隅のバランスを均等にするということです。スカスカすぎる場所も作らないし、一箇所に物を集中させたりもしない。そうすることで写真全体がきれいにまとまります」
み「こちらはポイント②に登場したお弁当の別スタイリングバージョン。左右対称という話だと、透明のグラスはないのが正解なんですが、奥がややスカスカになってしまいます。お皿だけだと寂しいので、食卓感を出すためにここでも透明グラスを配置しました。
おにぎりやお花のカラフルさを際立たせるために白い器という選択も無しではないのですが、小綺麗にまとめすぎずアジアの楽しい雰囲気を取り入れたかったので、イエローでモダンベトナムなスタイリングにしています。
ただ、家だとお皿も無限にあるわけではないですし、まずは色味を揃えるとか、質感だけは近いものを使うとか、ある物で引き算をしながらやってみると良いかもしれません」
おにぎりやお花のカラフルさを際立たせるために白い器という選択も無しではないのですが、小綺麗にまとめすぎずアジアの楽しい雰囲気を取り入れたかったので、イエローでモダンベトナムなスタイリングにしています。
ただ、家だとお皿も無限にあるわけではないですし、まずは色味を揃えるとか、質感だけは近いものを使うとか、ある物で引き算をしながらやってみると良いかもしれません」
み「この写真も、結構考えて作った構図です(笑)。テリーヌとプリンの2つをまとめてスタイリングしたかったんですが、長皿だと横に長くなってしまうし、1枚に綺麗におさめたかったんです。物は2つですが、テリーヌのひと口を切り出して3点にすれば、写真の四角の中でうまくまとまるんじゃないかと思いました。これなら、ケーキの断面も見えるのでしっとり感が伝わっておいしそうじゃないですか?(笑)
ただテリーヌとプリンを並べるより躍動感も出ますよね。小物やお花で動きをつけず、主役の形を変えたり手を加えることで、こういった演出もできます。リアルな感じが好きなので、フォークに付いたクリームもあえてそのままです。
画面に満遍なく物を配置することで、あちこちに目がいかず、まとまった美しさが出る気がします!」
ただテリーヌとプリンを並べるより躍動感も出ますよね。小物やお花で動きをつけず、主役の形を変えたり手を加えることで、こういった演出もできます。リアルな感じが好きなので、フォークに付いたクリームもあえてそのままです。
画面に満遍なく物を配置することで、あちこちに目がいかず、まとまった美しさが出る気がします!」
「どれかひとつ」からでも取り入れてみては?
今回みかりんに取材しながら、撮影者である筆者本人も「え?あの短時間でそんなこと考えてたの?」と思うポイントばかりでした。もし全部一気にできたらきっとフードスタイリストになれるので(笑)。まずはどれかひとつ、撮影に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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