ライター : chansane

紹介するのはこの人

macaroniのカメラマン / さねやん @chan.sane
ガッツが取り柄のmacaroniのカメラマン。高校生の頃、友達に「写真家になりなよ!」と勧められてカメラマンを志す。都内のソフトクリームにやたら詳しいソフトクリームマニア。

iPhoneの料理写真がレベルアップする「逆光」について解説!

Photo by chansane

こんにちは! macaroniカメラマンのさねやんです。以前こちらの連載で「写真が格段に良くなるコツは逆光!」とお伝えしたのですが、今回は全編iPhoneを使ってその「逆光」の操り方について解説。ちょっとしたコツさえ掴めばもっとキレイな写真が撮れるようになりますよ。

さらに逆光撮影に欠かせない強力アイテム「レフ板」を身近な物で代用する方法や、その効果についても実証します。

そもそも「逆光」ってなんだろう?

「逆光」とは写したい物の背後から差す光のこと。下の写真で言うと、Bが逆光です(ちなみにAは順光と言います)。Aはお皿の手前側に窓がある状態、Bはお皿の向こう側に窓がある状態です。

Photo by chansane

「逆光」とはつまり「窓に対して料理をどう置くか」ということになりますね。

たったそれだけの違いですが、Aの写真に比べてBの写真の方がなんだかプロっぽく、おいしそうに見えると思いませんか? その秘密は立体感と照り感。逆光は料理の細かなところを強調して、料理の美しさを引き立ててくれる光なんです。

逆光撮影に欠かせない「レフ板」とは?

そんなすごい効果を発揮する逆光ですが、手前が暗くなってしまうというデメリットも…。そんなデメリットをカバーしてくれるすごい味方が「レフ板」です! 

レフ板とは、光を反射させることで影を明るくして、写真をより美しく仕上げてくれる撮影機材の一つ。今回は簡単にその効果を試していただけるように、パソコンの背面にアルミホイルを貼った物で代用しました。

Photo by chansane

「なんだか急に専門的に!?」と不安になった方もご安心を。レフ板の効果については文章で説明するより目で見ていただいた方がわかりやすと思うので、「レフ板あり・なし」のgifをご用意しました。

Photo by chansane

パソコンを開くと、影になっている部分が一気に明るくなっているのがお分かりいただけたと思います。本当にこのgifのようになるので、騙されたと思って一回試してみてください(笑)。

そして、その効果を比較した図がこちら!

Photo by chansane

レフ板を使うことで、BよりもCの方がキウイの色味もしっかり鮮やかに出て、全体的に明るい印象になりました。

レフ板を使うポイントとしては、窓からの光とレフ板で挟むように料理を配置すること。料理の明るくしたい部分に合わせてパソコンの位置や開き具合を調整してくださいね。

キレイな写真は小さなテクニックの積み重ね

ほんのちょっとしたことで、写真の印象って大きく変わってくるんです。だからこそ「写真って楽しいんだよなあ」と日々思います。今回の逆光テクニック、試すと急に自分の写真が変わって面白いので、ぜひお試しくださいね。
写真・文/實重かおり(macaroni編集部)
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