ライター : ☆ゴン

幅広い用途に!種類豊富なとうもろこし

とうもろこしは甘味種であるスイートコーンをはじめ、ポップコーンとなる爆裂種や粘りのあるモチ種、硬粒種と軟粒種、家畜飼料用のデント種、観賞用のボッドコーンの7種類に大別されます。

ベビーコーンと呼ばれるものもありますが、これは品種名ではなく、甘味種の未熟果を収穫したものです。本記事では食用として人気のあるスイートコーンについて解説します。

スイートコーンは色の違いで3つに分類

ゴールデンコーン(黄粒種)

昔からとうもろこしといえば、黄色い粒のものを思い浮かべるのが自然ですね。古くからあるスイートコーンの基本となる品種で、黄金色に輝く鮮やかなビジュアルから、ゴールデンコーンと呼ばれています。

シルバーコーン(白粒種)

別名ホワイトコーンとも呼ばれるとうもろこしで、その名のとおり粒の色が白いのが特徴です。やや小粒の実は艶があり、皮がやわらかく甘みが強いため、生で食べたりサラダなどに人気。加熱する場合も短時間で済みます。

バイカラーコーン(バイカラー種)

ゴールデンコーンとシルバーコーンをかけ合わせて作られた交雑種です。黄色と白色の粒が、3対1の割合で現れるのが一番の特徴。アメリカで育成された品種で、3種類のなかでは一番甘みが強いとされ、日本で特に人気があります。

ゴールデンコーンの代表的な品種3選

1. 黄粒種の代表「ゴールドラッシュ」

種苗メーカー「サカタのタネ」が開発した、ゴールデンコーンを代表するとうもろこしです。大粒の実はジューシーでさわやかな甘みを持ち、生でも食べられます。

先端まで実が詰まっていて、粒皮が薄いの特徴。気温適応にすぐれ栽培しやすいため、種の早まきと遅まきが可能で、収穫期は全国で6月~11月と長期にわたります。

2. フルーツのような「サニーショコラ」

甘さを連想させる名前が印象的な、15~19度にもなる高い糖度を誇るとうもろこしです。生で食べられることを前提に開発された、フルーツコーンと呼ばれる品種。

すっきりした甘みと粒皮が薄いためやわらかく、みずみずしい食感で人気があります。温暖地から寒冷地まで広く栽培されていて、5月~8月が収穫の最盛期です。

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