4. 落とし卵の豆乳みそ汁

Photo by macaroni

トリプトファンが豊富な卵と豆乳を使うみそ汁です。みそ汁は和食のイメージがありますが、こちらはパンに合う味に仕上がるため、洋風の朝食にもぴったりです。朝食をしっかり摂って、セロトニンを増やしたいときにおすすめです。(※3)

5. バナナのグラノーラトースト

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トリプトファンからセロトニンを合成するときに必要な、ビタミンB6が豊富に含まれるバナナを使うひと品です。噛みごたえがあるグラノーラを組み合わせるため、よく噛むことにつながり、セロトニンの分泌を増やせますよ。(※3)

セロトニンを増やすための生活習慣

適度な運動をする

セロトニン神経はリズミカルな運動によって活性化されるため、適度な運動はセロトニンを増やすのに役立ちます。

ウォーキングやランニング、サイクリングといったように、一定のリズムを繰り返し刻む運動を適度におこないましょう。屋外で運動するのがむずかしい場合は、自宅の階段やステッパーを使った昇降運動がおすすめです。(※1)

日光を浴びる

日光を浴びると、脳内でセロトニンが分泌されます。季節の変化により日照時間が短くなると、日光を浴びる時間が減るため、セロトニンの分泌が低下すると考えられています。

一日に15~30分を目安に、日光を浴びる習慣をつけましょう。じっと座っている必要はないため、運動と組み合わせてもかまいません。(※1,3)

セロトニンを増やす工夫をはじめてみよう!

イライラする、やる気がでないなどといった精神的な不調を感じている場合、セロトニンが不足している可能性があります。食事の内容を見直したり、適度な運動や日光浴を取り入れたりして、セロトニンを増やす工夫をしましょう。

トリプトファンやビタミンB6など、セロトニンの分泌に必要な栄養素が不足しないよう、栄養バランスの整った食事を摂ってくださいね。また、朝食を欠かさず摂ったり、よく噛んで食事をしたりすることも、セロトニンを増やすために大切です。

ただし、セロトニンを増やす工夫をしても、精神的な症状が変わるとは限りません。その際は、かかりつけの病院に早めに相談してくださいね。

次回のテーマは「日光浴の効果について」です。
【参考文献】
(2021/12/05参照)
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