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秋の定番野菜『なす』の魅力と簡単レシピを紹介
「なす」は「なすび」を略した呼び名。「夏に味がいい(夏味)」から転化した、たくさん実が「生り進む」言葉を略した、中が酸っぱい実という意味からつけられたなど、名前の由来にはさまざまな説があります。原産地はインド。奈良時代に中国から日本へ渡来したといわれる、古くから栽培されている野菜です。(※1)
本記事では、そんな「なす」の魅力に迫ります!簡単レシピは、なすを使った作り置きレシピをお届け。食卓でもお弁当でも大活躍必至です!
なすの特徴
なすは90%以上が水分の低カロリー野菜
日ごろ手にする機会が多いのは、「千両なす」と呼ばれる12~15cmの中長なす。全国で栽培され、漬物から焼き、煮、揚げなど幅広い調理で使われています。
このほか、煮崩れしにくい丸なすやヘタが緑の米なす、漬物に使われる小なす、焼きなすが向く20~25cmの長なすや40~45cmにもなる大長なすなど、それぞれに特徴のあるさまざまななすがあります。
なすの栄養
ビタミンCやB1、カリウムなど、ビタミンやミネラルが豊富。暑い季節におすすめの食材です。(※2 ※3)
4つの調理法で!手軽でおいしいなすの食べ方
1. なすぎらい解消のヒントも!「焼きなす」
1. ガクの部分をぐるりと一周切り込みを入れてガクをとり、皮の部分には包丁で縦に線を入れる
2. グリルで焼き、果肉がやわらかくなったら(圧して確認)、バットにとって軽く冷ます
3. 温かいうちに竹串を刺し、すっと横に移動させると、皮がきれいにむける
焼いたなすを水にさらすと果肉が水っぽくなってしまうので、温かいうちに竹串で引くように皮をむくのがおすすめです。
皮と果肉の境目がない「焼きなす」でなすのおいしさを知ると、皮つきのなすも食べられるようになるから不思議です。
2. おいしさ際立つ!「なすのオイル漬け」
そこでおすすめしたいのが、低温のオーブンでなすをじっくりローストし、オリーブ油やハーブと一緒に漬ける「オイル漬け」。
ハーブはローズマリー、バジル、オレガノ、タイムなどお好きなものを。複数を組み合わせるのもいいですよ。漬けるときに塩を加えるもよし、いただくときに塩をふるもよし、です。