ライター : とも花

料理家 / レシピライター

木の芽味噌(山椒味噌)の基本レシピ

Photo by とも花

調理時間 20
春先から初夏にかけてが旬の、山椒の新芽「木の芽」を使った練り味噌です。木の芽に合わせる味噌は、なめらかでまろやかな味わいが特徴の西京味噌。鮮やかな色と香りを活かして、かけたり、和えたり、焼いたりと、いろいろな楽しみ方ができる万能調味料です。

材料(作りやすい量)

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  • 木の芽 30枚
  • 西京味噌 120g
  • 大さじ2杯
  • みりん 大さじ2杯
  • 砂糖 小さじ2杯
  • うす口しょうゆ 小さじ1杯
  • 卵黄 1個

上手に作るコツ

  1. 玉味噌は、卵と調味料を一度に全部入れると混ざりにくくなります。卵→調味料の順に少量ずつ入れると、素早く均一にすることができますよ。
  2. 加熱後は、鍋に入れたままにすると鍋肌に触れている部分がカチカチに固まってしまいます。速やかに別の容器に移し替えましょう。

作り方

1.玉味噌を作る

鍋の中にある西京味噌と卵黄

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味噌に卵黄と調味料を加えてコクとまろやかさを出した「玉味噌」を作ります。まず西京味噌と卵黄だけを鍋に入れて、なじませます。均一になるまで混ぜてください。この時点では、まだ火を付けません。
鍋の中で混ぜられている卵黄入り味噌と砂糖、酒などの調味料

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味噌と卵が混ざったら、残りの調味料を入れます。酒とみりんは少量ずつ入れながら、なじませていきましょう。
鍋の中で混ぜられている玉味噌の材料

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なめらかな液状になったら、火にかけます。弱めの中火にして、かき混ぜながら熱を加えていきます。ふつふつとしてきたら、ごく弱火にして、常にかき回しながら練り上げましょう。鍋のふちは特に焦げやすいので注意してください。
鍋の中で練り上げられた玉味噌の様子

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調味料を加える前の味噌と同じような固さにになったら、玉味噌の完成です。
白い器の中に入っている玉味噌

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練り上がった玉味噌は、鍋から出して冷ましておきましょう。

2.木の芽をすり鉢ですりつぶす

白い皿の上にある、葉と軸が切り離された木の芽

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玉味噌を冷ましている間に、木の芽の下処理をします。木の芽はサッと水で洗い、軸から葉を外しましょう。硬い軸は取り除き、葉だけを使います。
まな板の上で刻まれている木の芽

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軸から外した葉を粗く刻みます。
木の芽がすり鉢ですりつぶされている様子

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刻んだ葉をすり鉢に入れ、すりつぶします。

3.木の芽と玉味噌を混ぜ合わせる

すり鉢の中で玉味噌と木の芽が混ぜられている様子

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冷ました玉味噌をすり鉢に入れて、木の芽と混ぜ合わせます。

4.できあがり

すり鉢で混ぜられた木の芽味噌の完成品

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玉味噌と木の芽が均一になじんだら木の芽味噌の完成です。

日持ちと保存方法

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保存容器に入れたら、味噌の表面にラップを密着させて、空気に触れにくくしましょう。ふたをして冷蔵庫で保管してください。固めに練り上げたものは約1ヶ月保存できます。

一度にたくさん作って冷凍するときは、使う分ずつ小分けにしてラップでくるみます。フリーザーバッグにまとめて入れておきましょう。約6か月保存が可能です。

楽しみ方いろいろ♪ 木の芽味噌を使ったレシピ5選

1. 焼き味噌が香る。たけのこの赤白木の芽味噌田楽

焼いた味噌が香ばしい、たけのこの田楽です。木の芽味噌のベースを赤と白、2種類の味噌で作っています。渋みや酸味が上品な赤味噌、甘味とコクがまろやかな白味噌、両方が楽しめるぜいたくなひと品です。

2. 豆乳ソースに混ぜて。木の芽味噌入り和風ドリア

豆乳で作ったホワイトソースに木の芽味噌をIN。爽やかクリーミーな和風ドリアです。ソースの下には炊き込みご飯が隠れていて、食べ応え満点!コクがあるのにあっさりしているから、ペロッと食べられますよ。

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