ライター : きたやまあさみ

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ズッパイングレーゼの基本レシピ

Photo by きたやまあさみ

調理時間 90
リキュールがしみ込んだフィンガービスケットとカスタードクリームを交互に重ねた、イタリアの伝統的なお菓子「ズッパイングレーゼ」。イタリア語で「イギリス風スープ」という意味で、スプーンを使わないと食べられないくらいやわらかい口あたりが特徴です。この記事では、本場イタリア風「ズッパイングレーゼ」の基本レシピをご紹介します♪

材料(グラス2個分)

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  • カスタードクリーム
  • チョコレートカスタードクリーム
    • チョコレート 50g
  • 仕上げ
    • フィンガービスケット 10本
    • グレナディンシロップ 適量
    • ココアパウダー 適量
    • いちご 2粒
    • カカオニブ 適量

断面を美しく魅せるコツ

  1. カスタードクリームは冷やすと固くなるため、絞り袋に入れる前にゴムベラで好みの固さになるまでよく練りましょう。
  2. グラスに入れる際は、シロップ漬けにしたフィンガービスケットを隙間なく敷くことで、断面がキレイになりますよ♪

下準備

・薄力粉はふるっておきます。 ・バニラビーンズはさやをはさみで切り裂いて、中の種を取り出します。 ・いちごは水で洗って、水気をよく拭いてから半分にカットします。

作り方

1.鍋で牛乳を加熱する

鍋に入った牛乳とバニラビーンズ

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鍋に牛乳、裂いたバニラビーンズのさやと種を入れて中火で加熱します。

2.卵黄とグラニュー糖を混ぜる

ボウルに入った卵黄とグラニュー糖

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ボウルに卵黄・グラニュー糖を入れ、泡だて器でよくすり混ぜます。白っぽくなるまでしっかり混ぜ合わせることで、なめらかな口あたりに仕上がります。

3.薄力粉を加えて、さっと混ぜる

ボウルの中で卵黄とグラニュー糖、薄力粉を泡だて器で混ぜ合わせる様子

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白っぽくなったら、ふるっておいた薄力粉を加えてさっと混ぜ合わせます。

4.温めた牛乳を注ぎ入れ、混ぜ合わせる

ボウルに注がれる牛乳

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沸騰直前まで温めた牛乳を少しずつ注ぎ入れ、よく混ぜ合わせます。

5.鍋にカスタードクリームの液を戻す

ざるでカスタードクリームをこす様子

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ざるでこしながら、元の鍋に戻し入れます。ざるの上に残ったバニラビーンズのさやは取り出しましょう。

6.カスタードクリームを炊く

カスタードクリームの中にバターを入れる様子

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中火にかけながら、なめらかなクリーム状になるまでゴムベラで絶えず混ぜ続けます。ぽこぽこと泡が出てきたら、バターを加えさらに1分ほど混ぜてツヤを出します。

7.半量ずつ分ける

テーブルの上に並べられたカスタードクリームとチョコレートカスタードクリーム

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カスタードクリームとチョコレートカスタードクリームを作るため、できあがったカスタードクリームの半量を別のボウルに取り分けておきます。 表面が乾燥しないように、クリームの表面にラップを密着させ冷蔵庫で1時間冷やします。(ここでは、カスタードクリームのみ冷やします)

8.カスタードクリームにチョコレートを加える

カスタードクリームの中に入ったチョコレート

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あらかじめ分けておいたカスタードクリームがまだ温かいうちに、小さく切ったチョコレートを加えます。

9.なめらかになるまでよく混ぜ合わせる

ゴムベラでチョコレートとカスタードクリームを混ぜ合わせる様子

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チョコレートが完全に溶けて、なめらかになるまでゴムベラでよく混ぜ合わせます。カスタードクリームと同じように、クリームの表面にラップを密着させて冷蔵庫で1時間冷やします。

10.フィンガービスケットをシロップに浸す

バットに入れたグレナディンシロップにフィンガービスケットを浸す様子

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バットにグレナディンシロップを適量入れ、フィンガービスケットを浸します。全体にシロップが行きわたるように、コロコロと転がしましょう。 ※しっかりしみ込むことで、スポンジケーキのようなふわっとろっとした口あたりになります。

11.ビスケットとクリームを交互に重ねる

グラスの中で交互に重ねられた2種類のクリームとフィンガービスケット

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グラスにチョコレートカスタードクリームを絞り入れ、その上にシロップ漬けにしたフィンガービスケット、カスタードクリームの順に重ねます。

12.ココアパウダーを振り、いちごを飾る

お皿の上に置かれたいちごがのった「ズッパイングレーゼ」

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仕上げにココアパウダーを茶こしで振るい、その上にカカオニブ、半分に切ったいちごを飾りつけます。

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Photo by macaroni

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