ライター : kyoko.nishiyama

料理家 / 料理ブロガー

Photo by ちょりママ

大物野菜の大根

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通年出荷されていて、コストパフォーマンスが良い大根。定番ゆえに、いつも同じような使い方や食べ方をしてしまいがちです。安心感のある野菜であると同時に、大物野菜ゆえに消費しきれないことも少なくありません。 そんな大根の魅力に迫ろうというのが今回です。 うまみや栄養価を増し、大根を使い切るために役立つ使い方、食べ方をご紹介! 大根の代名詞といえる料理のレシピから、簡単・手軽、常備菜としても便利なものをお届けします。

「大根」の魅力

古事記にも登場する大根

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大根の原産地については中央アジアや地中海沿岸など諸説ありますが、古代エジプトの時代も栽培されていたともいわれる最古の野菜のひとつです。 日本には中国から伝わり、さまざまな品種が作られました。日本最古の書物「古事記」に登場しているほか、「すずしろ」の名で春の七草としても古くから親しまれています。

大根の旬と栄養

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旬は7~8月と11~3月。春から夏にかけてはやや辛みが強く、秋から冬にかけて甘みが増します。 首が緑色で円筒形で甘みの強い青首大根。1974年に生まれて品種で早太りで“す”入りが遅く、病気にも強いため、近年市場に出回ることが多くなりました。また地上にせり上がってくるので引き抜きやすく、収穫しやすい品種です。 根の部分は95%が水分で、おろしやサラダはお馴染みの食べ方です。根に含まれる栄養素の一つにジアスターゼ(消化酵素)があり、熱に弱いので生で食べるのがおすすめ。またおろしてから時間が経つほどビタミンCが失われてしまうので、おろしたらすぐに食べるか、酢などを加えてビタミンcの減少を抑えると良いでしょう。おろしポン酢はまさに効率の良い食べ方ですね。

大根の上手な摂り方

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大根は干すことでうま味と栄養価が増します。干し大根ともなるとカリウムは約14倍、カルシウムは約23倍、食物繊維約16倍、鉄分約49倍にもなります。 水分が少し飛ぶ程度に干すだけでも効果あり。ぜひ頭に入れおいてください。

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大根の葉は根よりも栄養価が高く、ビタミンC以外にもカロテン、食物繊維、カルシウムなどが豊富です。葉つき大根を手にとって、余すことなく大根の栄養をいただきましょう。

大根の使い方 ワンポイント

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葉の部分はゆでて、しらすと一緒に油で炒め醤油で調味したら、ごはんのお供にぴったりな常備菜のできあがり。 炊き立てごはんにのせてよし、おにぎりにしてもよしの使い方です。

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大根の首の部分は甘みがあるので、おろしやサラダでいただきましょう。 中央部分は煮物、先端にいくほど辛みがあるので先の方は薬味にして。 これからの季節はお鍋もいいですね。ピーラーで皮以外もむいてひらひら大根に。火の通りが早いのでスピード鍋にぴったりな食材です。

大根のおすすめ保存方法

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1本の場合は、新聞紙に包んで野菜室へ。使いかけはラップに包み、野菜室で3~4日のおいしいうちに使い切りましょう。 葉付きの場合、葉から水分がどんどん蒸発してしまうので、葉と根は切り分けて別々に保存しましょう。

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