世界トップクラスの辛さ！「ブートジョロキア」ってどんな唐辛子？

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ライター : 大山磨紗美

発酵食健康アドバイザー / 発酵文化人

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ブートジョロキアとは

Photo by 吉岡香辛料研究所

ブートジョロキアは北インドの、アッサム州・ナガランド州、マニプル州や、バングラデシュで栽培されていた唐辛子の一種です。原産地のアッサム語でブートはチベットやブータンなどの人や地名を意味し、ジョロキアは唐辛子のことです。つまり、ブートジョロキアとは直訳すると「チベットの唐辛子」です。産地では、香辛料として使われるほか生食をしたり、胃の調子を整えたり発汗を促して厚さを乗り切るために摂取されています。また、田畑を荒らすゾウ対策として策に唐辛子成分を塗り付けて、忌避剤として利用されたりと生活の中で使われていますよ。

2007年に世界一辛い唐辛子として認定

Photo by 吉岡香辛料研究所

ブートジョロキアは2007年には世界一辛い唐辛子としてギネス世界記録に認定されました。それまで世界一辛いとされていた唐辛子というのは「ハバネロ」ですが、ブートジョロキアはハバネロの約2倍の辛さがありました。その後、2012年にはアメリカ・サウスキャロライナ州の生産者が作った「キャロライナリーパー」に世界記録を抜かれます。その後、キャロライナリーパーも2017年にイギリスの「ドラゴン・ブレス」に、さらにその数か月後には現在世界一の「ペッパー・X」が認定されたのでした。

ブートジョロキアの辛さの数値

辛さを測る基準は以前は味覚テストで行われていましたが、現在は辛み成分のカプサイシンの量を客観的に計測し、数値に置き換えた「スコヴィル値（SHUs）」であらわされます。唐辛子は個々の収穫物によって辛さは違いますが、今回の記事で紹介している唐辛子の一般的なスコヴィル値は以下の通りです。（※1）・ブートジョロキア……1,000,000 ・ハバネロ……150,000 ・トリニダードスコーピオンブッチテイラー……1,300,000 ・キャロライナリーパー……1,500,000

激辛好きの基礎知識。辛さの単位「スコヴィル値」ってなんだ!?

世界中の辛いもの好きに愛されているトウガラシ。今回は、そのトウガラシの辛さの値である「スコヴィル値」についてご紹介します。おなじみのハバネロにも、世界一辛いといわれるトウガラシにもこのスコヴィル値が決められているんですよ。

ブートジョロキアの食べ方

ジョロキアは唐辛子です。唐辛子は世界中で食べられている代表的な香辛料のひとつ。パスタや、麺類の薬味、さまざまな料理のソースに辛みとして使うなど、どんな料理にも合わせることができます。鷹の爪などの辛味では満足できなくなった辛いもの好きの人が、すっきりした辛さを求めてジョロキアを使うパターンが多いようです。