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「砂糖大根(てんさい)」とは
北海道が産地の砂糖大根。普段から、健康を気遣い料理にてんさい糖(甜菜糖)を使っているご家庭もあると思います。てんさい糖の別名は「ビート」「砂糖大根」などと呼ばれています。
見た目は黄褐色をした大根に似ています。名前も見た目も大根みたいな砂糖大根ですが、ヒユ科アカザ亜科フダンソウ属と、植物としては大根と別種なんです。
ビートとビーツの違い
「ビート」とよく似た呼び方で「ビーツ」という野菜があります。鮮やかな赤色をした「ビーツ(テーブルビート)」ですが、品種は別物。ボルシチを作るのに欠かせないアカザ科トウヂシャ属の野菜です。
サトウキビと並ぶ砂糖の主原料
一般的なグラニュー糖や上白糖はサトウキビから作られているのですが、てんさい糖は砂糖大根を主原料に作られています。
日本では明治3年(1870年)から砂糖大根の栽培が始まりました。寒冷地でも栽培ができることから北海道での栽培が盛んになったようです。
砂糖大根から作る砂糖(てんさい糖)の特徴
製造方法
砂糖大根の平均重量は約1kgです。1kgから採れるてんさい糖は170gほどになります。てんさい糖の製造方法は、砂糖大根から非糖分を取り除く作業が主になります。残った糖分を光合成させ、より糖分あげていくのです。
味・見た目の特徴
一番の特徴といえばやはり色ではないでしょうか。てんさい糖は、一般的な白砂糖と違って茶色をしています。これは砂糖の中にミネラル成分や灰分などが残っている証拠。精製の度合いが低めでより、天然に近い砂糖だと思われます。
てんさい糖は、ほかの砂糖に比べさっぱりとした上品な甘みが特徴的。黒砂糖のようなコクと若干の風味を感じ、どんな料理にも合うんですよ。
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