ライター : ひねもすの料理手帖 mayuko

Youtuber / 食薬レシピクリエイター / 料理研究家

おでんの平均的な煮込み時間は?

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おでん作りで失敗してしまった経験はありませんか?おいしいおでんを作るために、煮込み時間は大切です。おでんの適した煮込み時間は弱火で煮込み始めて、45分程度。 煮込みすぎには注意が必要です。また煮汁が沸騰しないように煮るのもポイントです。

さらに具材によって煮込み時間が異なるので、煮る順番が肝になります。ポイントやコツを掴めば、煮込み時間を大幅に短縮でき、おいしいおでんを作ることができますよ。

失敗しないおでん作りのコツ

  1. 弱火でコトコト煮る
  2. 煮えにくい具材や味が滲みにくい具材から順番に煮る
  3. 煮汁が沸騰しないように蓋をずらしておく
  4. 崩れやすい具材は最後に入れる

具材で違う!おでんを煮る時間の目安

煮えにくい具材や味が染みにくい具材

おでんの具のなかで特に煮えにくい具材は、こんにゃく、大根、牛すじ、ゆで卵、しらたき、結び昆布などです。これらの具材は味が染み込みにくいので、最初から弱火で45分程度煮込む必要があります。さらにあらかじめ隠し包丁を入れておいたり、電子レンジで加熱したりして、煮る前に下ごしらえすると加熱時間を短縮することができます。

煮えやすい具材や煮崩れしやすい具材

煮えやすい具材は練り物や餅巾着、厚揚げ、ウインナーソーセージ、じゃがいも、はんぺんなどです。これらの具材は煮すぎると、じゃがいもは煮崩れが起き、練り物は膨らんだり、厚揚げはすができたりします。

また、餅巾着は巾着は煮すぎることで餅が溶け出て、おでんの汁が濁り見た目や風味が損なわれてしまいます。各具材の特徴やポイントをおさえて、着込む時間を調整しながら入れることが大切です。

練り物や餅巾着を入れるタイミング

ちくわやさつま揚げなどの練り物や餅巾着は煮初めて30〜35分経過したタイミングで入れましょう。煮込み時間は10分くらいで十分です。煮込みすぎないようすることがポイント。長く煮込み過ぎると煮汁にうまみが出てしまい、練り物自体のうまみが損なわれてしまいます。

はんぺんを入れるタイミング

はんぺんは最後に入れてください。火を止める直前に入れて、さっと温めるくらいで十分です。はんぺんに煮汁をかけて温めるのがおいしく味わうポイントです。

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