ライター : Osa_moMom1

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ベトナム料理のイメージといえば?

Photo by leiamama

ベトナム料理は野菜をたっぷり使用しつつ、やさしい味付けで作られることが多いのが特徴です。ベトナムには中国王朝の支配、フランスの植民地などの歴史があるため、中国とフランス料理の影響を色濃く受けています。米や餅を食べるのは中国、フランスパンやコーヒーを飲む習慣はフランスの食文化から伝わったもの。

また地形が南北に長いことから、地域ごとに食文化が異なります。「五味・五彩・二香」がおいしさの秘密です。

ベトナムの代表的な料理といえば?

料理名味わい
フォー塩、しょうゆベースのあっさりとした味付け。澄んだスープとだしのうま味が絶品
春巻き生春巻きは生野菜やえびでさっぱり風味、春巻きは豚ひき肉でジューシーなうま味
バイン・ミーフランスパンのふわふわ食感が魅力。きゅうり、パクチー、ウインナーソーセージなど個性豊かな食材のうま味
バイン・セオ豚ひき肉、えび、もやしなどを使うお好み焼き風の味わい。米粉とココナッツミルクで作られた皮のまろやかな風味
チェートロピカルなフルーツをココナッツクリームで覆うので、フルーティーかつマイルドな風味
フォーはベトナム料理のなかでも、特に有名な料理です。もともとはベトナム北部の地域で生まれたもので、平らな米粉麺と食材をだしで煮詰めて作ります。昔はレモン果汁と赤唐辛子のみで味付けされていたとか。地域によってはもやしやバジル、ミントなどのハーブ類が添えられます。

春巻きには、えびや生野菜などを巻く「生春巻き」と、豚ひき肉をライスペーパーで巻いてパリッと焼き上げる「春巻き」の2種類があり、どちらも個性豊かな味を楽しめます。バイン・ミーはフランスパンにさまざまな具材を挟んで食べるひと品。使う食材によって、豊富なバリエーションを楽しめます。

ベトナム料理にかかせない調味料といえば?

調味料用途
ヌクマム塩辛いスープ、炒めもの、煮もの、野菜のたれ、生春巻きのたれ、チャーハン
ザウハオ塩味炒めもの
トゥオンオット辛味甘辛煮、スペアリブ、炒めもの、フォー
サテうま味、辛味鍋料理、スープ、ブンボーフエ、チャーハン
ヌクマムとは小魚と塩を発酵させた調味料のこと。ベトナム人の95%は毎日口にするといわれており、日本でいうところのしょうゆのような位置づけです。特にフーコック島で作られているものは、高級品とされています。

トゥオンオットはみそと赤唐辛子の意味を持つソースで、甘さが控えめでしっかり主張する辛味が特徴的。ヌクマムはナンプラーや魚醤、トゥオンオットは日本で売られているチリソースで代用可能です。

ほかにも牛骨と野菜スープの素として親しまれる、コンソメ風の「ハットネム」や、えびの発酵ペーストの「マムトム」、お菓子の甘味にはかかせない「ココナッツキャラメル」など、さまざまな調味料があります。

【フォー】基本&アレンジベトナム料理レシピ5選

1. あっさり食べやすい。チキンのフォー

あっさりとした風味を活かす、鶏むね肉のフォー。ベトナム料理らしい香味野菜やベビーリーフを使うので、独特の香りを楽しめます。レモン果汁ですっきりとした酸味を効かせるのがポイント。塩こしょうのシンプルな調味料が、素材のうま味を引き出します。

2. 鶏ささみがやわらかな口当たり。フォー・ガー

フォーをベースに、鶏ささみのあっさりとしたやさしい風味をプラスするレシピ。淡泊な味わいが舌の上でじんわりと伝わります。肉質がやわらかいので、口当たりが上品。もやしやパクチー、ナンプラー、赤唐辛子で、しっかりベトナム料理らしさを表現します。

3. 本格エスニック。豚こま肉とオクラのフォー

オクラの粘り気とシャキシャキ食感がたまらない、豚こま肉とオクラのフォー。自宅にある食材で手軽に作れるのに、しっかりと本格派の味になります。にんにくやしょうがでアクセントを効かせるのがポイント。ナンプラーやレモン、パクチーで、エスニックらしさを出します。

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