ライター : かやのゆみこ

イタリアソムリエ協会認定オリーブオイルソムリエ / 記者 / WEBライター

市販の素(もと)を使わず本格「ホイコーロー」を作ろう

Photo by sakura4

ホイコーロー(回鍋肉)をおうちで作るとき、ついつい頼ってしまうのが市販の素。具材をチャチャッと炒め、基を混ぜ合わせれば味が決まるという手軽さが魅力です。

実は、中華調味料である甜麺醤(テンメンジャン)と豆板醤(トウバンジャン)を使えば、簡単に本格的なホイコーローが作れるんです。

甜麺醤とは、小麦粉を原料に麹(こうじ)を加えて発酵させ、砂糖や香辛料を加えた甘味噌のこと。コクのあるまろやかな風味が特徴です。豆板醤はそら豆と唐辛子が主原料の発酵調味料で、ピリッとした辛味付けに使われます。辛いのが得意ではない方や子どもと一緒に食べる場合は、豆板醤を少なめにするなど、量を増減することで辛さの調整が可能です。

甜麺醤がないときはどうする?

甜麺醤がなくても大丈夫!おうちにある調味料で代用が可能です。味噌に醤油、砂糖、ごま油を加えて混ぜ合わせると、甜麺醤に近い味になりますよ。

分量は味噌大さじ1杯に対して、醤油小さじ1/2杯、砂糖小さじ1/2杯、ごま油1滴。赤味噌を使うと、より甜麺醤の風味に近づけることが可能です。ぜひお試しください。

簡単本格「ホイコーロー」レシピ

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調理時間 20
豚肉とキャベツを炒めて作るホイコーローは、中華料理の人気メニュー。食卓にのぼる家庭料理としてもおなじみです。お肉も野菜もたっぷりとれて、栄養も食べ応えも満点。甘辛い味付けは、ご飯もお酒もすすみますよね♪

おうちで簡単にプロの味が楽しめるホイコーローの作り方をご紹介します。

材料(2人分)

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コツ・ポイント

  1. 合わせ調味料は、調理前に混ぜ合わせておくのがポイントです。手際が勝負の中華料理では、下準備が肝心。このひと手間が味を左右するといっても過言ではありません。具材を炒めている間に調味料を混ぜ合わせると、炒め時間が長くなり、炒めすぎてしまう可能性があるので注意してくださいね。
  2. 豆板醤の量は、お好みの辛さに合わせて調整しましょう。
  3. 最後に加える水溶き片栗粉は、全体のまとめ役。野菜から出る水分を吸い、風味も見た目もおいしく整えてくれます。

下準備

ホイコーローの合わせ調味料を入れた器

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ボウルに、みじん切りにしたニンニク、豆板醤、甜麺醤、酒、砂糖、醤油、こしょうを入れて混ぜ合わせ、合わせ調味料を作っておきます。

作り方

1.豚肉と野菜を切る

カットしたキャベツ、ピーマン、長ねぎ、豚バラ肉

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豚肉、キャベツ、ピーマンはひと口大に切り、長ねぎは斜め薄切りにします。

2.豚肉と野菜を炒める

フライパンで野菜と豚肉を炒めている

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フライパンにサラダ油を熱し、豚バラ肉から炒めていきます。次に長ねぎ、キャベツ、ピーマンの順に加え、炒めましょう。

3.合わせ調味料と片栗粉を絡める

白いお皿に盛られたホイコーロー

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野菜がしんなりしてきたら、合わせ調味料を入れて一気に混ぜ合わせます。最後に水溶き片栗粉を加え、全体に絡めたらできあがり!

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