ライター : muccinpurin

製菓衛生師 / 料理家

1. 新・夏の常備菜に決定!「ポン酢×トマト」

一年中手に入るものの、やっぱり夏のおいしさにはかなわないのがトマト。サラダやスープ、炒めものにも使われる万能なトマトは、ポン酢に漬けるだけでも見違えるほどおいしく変身します。 湯むきしたミニトマトをポン酢とはちみつを混ぜた漬け汁に。あとは漬かるのを待つだけのお手軽レシピです。 トマト本来の甘さに、ポン酢の酸味とはちみつのやさしい甘さが加わって、デザート感覚でパクパクと食べてしまうおいしさ。これは、ひとパックではすぐなくなるので作り置きをおすすめします!
こちらはトマトを角切りにして漬けたバージョン。ご飯にのせてブラックペッパーをガリっと挽けば、食欲がなくてもサラサラっと食べられるさっぱりトマトごはんにアレンジできますよ。 そのほかにも、サラダのドレッシングにしたり、お肉やお魚のソースとして使ったりと、さまざまな料理においしさと彩りを添えてくれます♪

2. わさびのさわやかさが決め手!「わさび味噌 × チーズ」

Photo by muccinpurin

「にんにく醤油×クリームチーズ」「ごま油×モッツアレラ」に続くチーズ3部作のなかでも、新鮮な発見があったのが「わさび味噌×チーズ」。 発酵食品同士のチーズと味噌の相性のよさはわかっていたので、何か面白い組み合わせはないかと、思いついたのがわさびでした。

Photo by muccinpurin

いざ漬けたわさび味噌チーズを食べてみると、わさびのさわやかな香りと爽快感のある上品な辛みが、まろやかなチーズとベストマッチ!もはやわさびがなくてはこのレシピは成り立たないほど、控えめながら重要な役目を果たしてくれました。 チューブ入りのわさびを使って手軽にできるので、おつまみ用にサッとつけてみてはいかがでしょう?角切りにしてご飯のおかずやおにぎりの具材にも使える、チーズのおいしさの一歩先をいくレシピです。

3. 自家製だからおいしい!「トマト×キムチ」

Photo by muccinpurin

市販のキムチにトマトを漬けるのではなく、素から作った「トマトキムチ」は、サラダ感覚で食べられるフレッシュなキムチ。キムチというと本格的な調味料が必要なイメージですが、家庭にあるもので作れるので、チャレンジしやすいのも魅力です。 カットしたトマトにキムチの素をたっぷりと詰めて、そのまま冷蔵庫で寝かせれば、手作りならではのおいしさが味わえます。自家製なら添加物も入っていないので、安心して食べられますよ。
どかんと丸ごとそうめんにのせた「トマトそうめん」は、見た目のインパクト抜群!麺つゆをかけてトマトを崩して、よく絡めて召し上がれ♪ キムチの素はほかにも、チーズと和えておつまみにしたり、きゅうりを漬けたりとアレンジがききます。どこのご家庭にもある調味料と野菜でできるので、この夏は即席キムチづくりにチャレンジしてみてはいかがでしょう?

4. コクうま最強おつまみ「にんにく醤油×クリームチーズ」

Photo by muccinpurin

私たちにとってもっとも身近な調味料のひとつ、醤油。そんな醤油ににんにくを加えるだけで表情が一変するのは、パスタをはじめとするさまざまな料理で実証されています。あの食欲をそそる香りを思い出すだけで、お腹が空いてきますよね。 今回はクリームチーズをにんにく醤油にとぷんと漬けて、そのままひと晩置いてみました。醤油色に染まったクリームチーズは、見た目からしておいしいのが伝わってきます♪
そのままちょびちょびおつまみ感覚でつまむのはもちろん、ぜひおすすめしたいアレンジがおにぎり。にんにくごとアツアツのご飯に混ぜて、ガリっとブラックペッパーを挽いてパンチを効かせます。 ご飯の熱で微妙に溶けたクリームチーズの甘さと、生のにんにくの香りがたまらず、ひとつ、またひとつと手を伸ばしたくなるごちそうおにぎりです。

5. 香ばし×まろやかでクセになる!「ごま油×モッツアレラ」

Photo by muccinpurin

オリーブオイルと組み合わせることが多いモッツアレラチーズですが、意外にも好相性だったのがごま油。小粒のモッツアレラチーズをスライスしたにんにくと鷹の爪とともに、ひと晩ごま油に漬けました。 ひと晩漬けると、モッツアレラそのもののミルキー感が強くなり、さらに芳ばしいごま油の香りで、最高のおつまみに変身!大きなモッツアレラだと漬かりにくいので、スライスして漬けることをおすすめします。
ミニトマトとごま油モッツアレラを交互にピックに刺して、中華風カプレーゼにしてみました。バジルの代わりに大葉を使えば、香りもさわやかで夏にぴったり! ブラックペッパーをガリっと挽いて、ビールのおつまみにどうぞ♪

漬けるだけって、奥が深い!

「いつもの食材が、もっとおいしくなれば……」という思いで始まった “漬けるだけ” シリーズ。漬ける前とは想像もできないような食感や味に出会えるのが、最大の魅力です。 料理ではありつつも、どこか実験のような漬けるだけ調理。足し算ではなく掛け算のような感覚で、簡単に、おいしくを目指して、これからも面白い組み合わせを見つけていきます♪

編集部のおすすめ