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かぶとは
かぶは大根と同じアブラナ科の野菜で、春の七草のひとつである「すずな」とも呼ばれています。その歴史は古く、地方ごとに名産があるのも特徴のひとつ。一般的に食べられている根の部分だけではなく、葉の部分も含めて丸ごと食べることができます。
葉付きのかぶを入手したら、葉に水分を吸収されないように葉と根を切り離して保存袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。長く保存したい場合は冷凍も可能です。
かぶの旬と産地
かぶの旬
春の七草としてよく知られているかぶですが、かぶの旬は春と秋の2回あります。「春もの」と呼ばれるかぶの旬は3月から5月で、肉質がやわらかいのが特徴です。「秋もの」と呼ばれるかぶの旬は10月から12月で、甘みのある味わいを楽しむことができます。
かぶの産地
日本ではかぶは全国各地で栽培されていますが、千葉県や埼玉県、青森県が主な産地です。ひと口にかぶと言っても、赤かぶ、白かぶ、大中小と多種多彩で、約80もの品種があると言われています。
なかには地域独特の在来品種もあり、京都の「聖護院かぶ」や、長崎の「長崎赤かぶ」など地方によって名前がつけられているものもあります。
かぶの種類
小かぶ
スーパーでよく見かけるおなじみの白いかぶを「小かぶ」と言います。関東地方を中心につくられており、「金町小かぶ」が代表種です。
小かぶは皮ごと食べられるくらいやわらかいという特徴があります。煮物などに使用する際は、煮崩れを防ぐために皮ごと調理することをおすすめします。ほんのりした独特の苦味もあり、浅漬けなどにもぴったり。
聖護院かぶ
聖護院かぶは「京の伝統野菜」のひとつに指定されている大かぶの一種。大かぶはその名のとおり大きいのが特徴で、直径は15〜20cm程度、重さは大きいものだと4~5kgにもなります。
京都以外ではなかなか生のものを入手することができませんが、千枚漬けなどの漬物に使われていることが多いので、その存在はよく知られています。
赤かぶ
赤かぶはその名の通り見た目が赤いかぶです。皮の上部だけが赤いものや、全体が濃い紅色のもの、葉まで赤く染まるものなどタイプはさまざま。皮の赤色はアントシアニンによるものです。
形も扁球形や円錐形、勾玉状になっているものなど多彩です。赤色を生かすために漬物や生のまま食べられることが多く、お正月料理のひとつ、甘酢漬けが有名です。
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