お好みでパイシートを伸ばして軽い食感にする

より軽い食感のミルフィーユを目指す場合は、パイシートをあらかじめ1.5倍くらいに伸ばしておきましょう。パイシートを伸ばすときは、打ち粉を多めにふり、パイシートがダレないうちに、なるべく均一に伸ばします。厚さは2~2.5mmが目安です。厚さが均一でないと焼きムラができるのでご注意ください。

下準備

・カスタードに使用する砂糖と薄力粉をふるっておく
・いちごを洗ってヘタを切り落とし、横3~4等分に切って厚さをそろえる
・カスタードを入れる絞り袋と口金を用意しておく(なければスプーンで塗れるので不要)

作り方

1.卵黄、砂糖、薄力粉、牛乳を混ぜる

卵液が入っているボウルに牛乳を加える様子

Photo by Uli

耐熱ボウルに卵黄と砂糖を入れ、白っぽくなるまでしっかりすり混ぜます。薄力粉をふるい入れて混ぜ、均一に混ざったら牛乳を加えて均一になるまで混ぜます。

2.電子レンジで加熱してとろみをつける

卵液が入っているボウルを電子レンジで加熱する様子

Photo by Uli

ラップをせず電子レンジ600Wで1分加熱し、取り出して全体が均一になるまでよく混ぜるます。同様の工程を計3~4回繰り返してとろみをつけます。カスタードをすくって落としてみて、ゆるやかに垂れるくらいのとろみが完成の目安です。 ※最初は液体状ですが、回を重ねるごとに固まってくるのでダマがなくなるまで混ぜます。

3.ラップで包んで冷やす

ガラス製の保存容器に保冷剤を重ねる様子

Photo by Uli

粗熱をとってバニラオイルを加え、ラップで平らになるように包みます。あれば保冷剤で上下を挟み、冷蔵庫で1~2時間冷やします。

4.全体に穴をあけて6等分に切る

6等分にしたパイ生地が並ぶクッキングシート

Photo by Uli

パイシートを室温で5~10分置いてやわらかくしてから、全体にフォークで穴をあけ、6等分に切り分けます。オーブンを予熱している間は冷蔵庫で冷やします。

5.オーブンで膨らむまで焼く

ふっくら膨らんだパイ生地が6つ並ぶ天板

Photo by Uli

オーブン200℃で6~8分焼きます。全体がふっくら膨らんだら一旦オーブンから取り出します。

6.パイシートの膨らみを潰す

パイ生地にクッキングシートと焼き網を重ね、手袋をした手で押す様子

Photo by Uli

パイ生地の上にクッキングシートを重ね、天板や焼き網、底が平らな耐熱容器などの重しをのせ、上から押さえて膨らみを潰します。パイの膨らみにある空気を層を潰すイメージです。

7.天板を重ねて焼く

天板を2枚重ねてオーブンに入れる様子

Photo by Uli

天板や焼き網などの重しをのせたまま、200℃で約15分焼きます。10分後に取り出して焼き色を確認し、各生地の中心まで薄いきつね色になっていたら次の工程に移ります。中心が色づいていない場合はすぐにオーブンに戻し、さらに5分焼きます。

8.両面に粉糖をふりかける

表面に粉糖をふりかけた様子

Photo by Uli

オーブンから取り出し、膨らんでいる場合は再度そっと潰し、パイシートの両面に粉糖を茶こしで薄くふりかけます。粉糖が溶けてきたら上からさらに薄くふりかけます。一度にたっぷりふると焼きムラができるのでご注意ください。

9.裏返してキャラメリゼする

表面が濃いきつね色になったパイ生地が6つ並ぶ天板

Photo by Uli

底になっていた面を表面にします。表面が濃いきつね色になるまで、オーブン200℃で10分前後焼きます。しばらくそのまま置いて、粗熱をとります。 ※オーブンで焼き色がしっかりつかない場合は、トースターの最高温度で数十秒、お好みの焼き色になるまで目を離さずに焼いてください。トースターで焼くとあっという間に焦げるのでご注意ください。

10.お好みでパイ生地の端を切る

Photo by パイ生地の端を切る様子

お好みでパイ生地の端を削ぐように薄く切ります。パイ生地の断面が見えるようになりますが、味や食感に違いは出ないため省略可能です。

11.カスタードをほぐして絞り袋に入れる

ヘラでカスタードを練る様子

Photo by Uli

カスタードをヘラで練るようにほぐし、絞り袋に入れます。混ぜすぎるとゆるくなって絞り出せなくなるのでご注意ください。弾力があるくらいでほぐすのをやめます。

12.2枚にカスタードといちごをのせる

カスタードといちごがのっている生地と何ものっていない生地が並ぶ様子

Photo by Uli

3枚でひと組のミルフィーユを作ります。2枚のパイ生地にカスタードを絞り(写真中央)、輪切りいちごをのせます(写真左端)。残りの1枚には何ものせません。絞り袋がなければ、スプーンでパイ生地にカスタードをのせます。 ※カスタードの絞り方やいちごの切り方は自由ですが、カスタードといちごの高さを同じくらいにすると、組み立てやすいです。
カスタードといちごがのっている生地と何ものっていない生地が並ぶ様子

Photo by Uli

いちごの上にカスタードを少量絞ります。カスタードが接着剤として生地同士をつきやすくします。

13.組み立てる

ミルフィーユを組み立てた様子

Photo by Uli

カスタードといちごをのせた生地を2枚重ね、トップに何ものっていないパイ生地を重ねます。手でそっと押さえてなじませます。

14.お好みのトッピングをする

ミルフィーユに粉糖をかけた様子

Photo by Uli

クッキングシートをミルフィーユの表面半分にかぶせ、粉糖をかけて飾り付けします。
いちごがのっているミルフィーユ

Photo by Uli

トップにいちごをのせる場合は、カスタードを少量絞って接着剤がわりに、いちごをのせると固定できます。

ミルフィーユの人気レシピ5選

1. フライパンで簡単。いちごのミルフィーユ

Photo by macaroni

オーブン不使用、フライパンで作るミルフィーユレシピは必見です。フライパンで両面をこんがり焼くだけで、さっくりおいしいミルフィーユが作れますよ。火加減とパイの焼き色をチェックしながら、焦がさないようにしっかりと火を通しましょう。グラニュー糖をかけてさらに焼くのもおすすめ。

2. 生クリーム入り。丸型ミルフィーユ

カスタードに生クリームをあわせると、ミルク風味がおいしいふんわりカスタードホイップになります。パイ生地を型で丸く抜いて作るため、小ぶりで組み立てやすく、雰囲気も抜群です。お持ちの抜型を活用して作ってみてはいかがでしょう。いちごの飾り方も簡単なので、ぜひ参考にしてみてください。

3. さっぱり。スコップミルフィーユ

パイ生地を砕いて容器に入れるスコップミルフィーユなら、スイーツ作りに慣れていない方でも安心ですね。クリームに水切りヨーグルトをたっぷり使うため、さっぱり食べれて食後のデザートにぴったり!作りたてのサクサクはもちろん、翌日のしっとり食感もおいしいですよ。

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