ゼラチンを加えたら煮立てない

ゼラチンを高すぎる温度で溶かすと、たんぱく質が変質してしまい固まりにくくなります。抹茶液を温めたら、火を止めてから加えましょう。ゼラチンを加えて煮立てないようにしてください。

生クリームは6分立てにする

生クリームは6分立てにすると混ぜやすく、やわらかい食感に仕上がります。8分立てにするとムースが少し固くなり、表面がでこぼこしてしまうので気をつけましょう。

また混ぜるときは、抹茶液を少しとろみが付く程度に冷やしておくのがポイント。生クリームが分離したり抹茶が底に沈んだりすることなく、抹茶ムースがきれいに混ざりますよ。

下ごしらえ

・冷水に粉ゼラチンを振り入れてふやかしておく

作り方

1.抹茶を牛乳に溶かす

ボウルに入った抹茶とグラニュー糖を、泡立て器で擦り混ぜる様子

Photo by Raico

ボウルに抹茶を茶こしでふるい入れ、グラニュー糖を加えてすり混ぜます。
ボウルに牛乳を加えて、抹茶を泡立て器で混ぜる様子

Photo by Raico

牛乳を少量加えて抹茶を溶かし、残りの牛乳を少しずつ加えて混ぜ合わせます。

2.ふやかした粉ゼラチンを加えて混ぜる

抹茶を溶かした牛乳を鍋に入れ、温める様子

Photo by Raico

1をこして鍋に入れます。ゴムベラで混ぜながら弱火~中火で温め、沸騰直前になったら火を止めます。
ふやかした粉ゼラチンを加えて混ぜる様子

Photo by Raico

ふやかした粉ゼラチンを加え、かき混ぜて溶かします。

3.生クリームを泡立てて抹茶液と混ぜる

ハンドミキサーで生クリームを6分立てにする様子

Photo by Raico

ボウルに生クリームを入れ、ボウルの底に氷水を当てながら6分立てにします。全体にとろみが付いて、すくうと落ちる跡がすっと消える程度になればOKです。
抹茶液が入ったボウルを氷水に当てながら冷やす様子

Photo by Raico

2をボウルに移し、ボウルの底に氷水を当てながらかき混ぜて少しとろみを付けます。
ゴムベラでボウルに入った抹茶ムースを混ぜる様子

Photo by Raico

生クリームを2回に分けて加え、その都度よく混ぜ合わせます。泡立て器で切るように混ぜたらゴムベラに持ち替えて、ボウルの底や側面からすくうように混ぜます。

4.容器に流し入れて冷やし固める

容器に流し入れた抹茶ムース4個

Photo by Raico

容器に4等分して流し入れ、冷蔵庫で1時間以上冷やし固めます。ホイップクリームや抹茶、小豆などをお好みでトッピングしたらできあがりです。

よくある質問

抹茶ムースはゼラチンがなくても作れますか?

ゼラチンの代わりに、アガーや寒天を使っても抹茶ムースを固めることができます。本レシピの場合アガーは8g使用し、抹茶と一緒に砂糖とすり混ぜてください。また牛乳を加えたら混ぜながら火にかけ、沸いてから1分ほど加熱してしっかりと溶かしましょう。

寒天を使うときは1~1.5gを使用します。粉寒天の場合、加熱する前の抹茶液に加えて混ぜてください。火にかけて沸騰したら、2分ほど混ぜながら加熱しましょう。

アガーも寒天も常温で固まるため、加熱後少し冷ましたら泡立てた生クリームと混ぜ合わせてください。

抹茶ムースは生クリームがなくても作れますか?

生クリームがなくても、卵白があれば作れます。本レシピなら生クリームを卵白3個で代用し、抹茶に混ぜる砂糖の半量と一緒に泡立ててメレンゲを作ってください。あとは同様に抹茶液に混ぜればOK。軽くてふんわりした抹茶ムースができあがります。

編集部のおすすめ