ライター : いとう まさと

フードライター / 食文化ライター

ローストビーフの上手な切り方【下準備編】

1. 常温になるまで待つ

ローストビーフは、作りたての温かい状態だとやわらかくてカットしづらく、冷たい状態だとうま味を感じにくいというデメリットが。そのため一番よいのは、常温でカットすること!

冷凍のものは冷蔵庫でひと晩解凍し、カットする1時間前に冷蔵庫から出して常温に戻します。ご家庭で作った場合はしばらく常温で置いておき、手で触っても熱くない程度にしましょう。

2. 包丁をよく研いでおく

包丁の切れ味が悪いと、お肉の切り口がガタガタ・ボロボロになってしまったり、必要以上の力が入ってお肉がつぶれてしまうことも。

ローストビーフを綺麗にカットするためにも、包丁は事前によく研いでおくことをおすすめします。一番よいのは研石を使うことですが、簡単に済ませたい場合はシャープナーを利用するのもよいでしょう。

3. 食べる直前まで切らない

ローストビーフは切ってからしばらく経つと乾燥したり、空気中の酸素の影響で変色したりしてしまいます。カットした瞬間から鮮度は落ちていくと考えてよいでしょう。

そのため、なるべく食べる直前にカットし、すぐに食べることが大事です。せっかく上手に切ったローストビーフだからこそ、もっともおいしいタイミングでいただきましょう!

ローストビーフの上手な切り方【実践編】

4. 繊維を断つように切る

ローストビーフは繊維を断つように切ることで、やわらかい食感を味わえるようになります。カットの前に繊維の流れをチェックするようにしましょう。

お肉の表面を見ると、無数のシワのようなものがのびています。じつは、このシワこそが繊維!シワの流れる向きと直角に交差するようにして包丁を入れ、繊維を残さないようにカットしましょう。

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