ライター : ☆ゴン

さわらを刺身にするとおいしい♪

さわらの旬とおもな産地

さわらは北海道から全国各地の沿岸で獲れる魚で、水揚げされる地域によって旬が異なります。「鰆(さわら)」の字が当てられるように、関西では春を告げる魚として有名。産卵のために瀬戸内海に集まる、春から初夏にかけてが旬です。関東ではよく脂がのる、12月からの冬期が旬とされます。

さわらの刺身の味わいは?

さわらの刺身は淡泊でほんのりと甘みがあり、しっとりとしたやわらかな食感が特徴です。さわらはさばの仲間ながら、成分的には赤身魚に分類。それなのに独特の臭みが少なく上品な味わいから、市場では白身魚として扱われています。

大きくなるごとに名前が変わる出世魚として知られ、幼魚である「さごし」の刺身もおいしいと人気です。

さわらの刺身を作る方法

さわらの刺身はほかの魚と同じ手順で、まずは「3枚おろし」にするのが基本。骨を取り除いた2枚の切り身の中央には中骨があるため、その部分を縦に切り取り、背側と腹側に分けます。その短冊を、刺身に切っていけば完成です。

皮はむいてもいいですし、皮目に熱湯をかけて霜造り、または火で炙って焼き霜造りにしてもおいしくいただけますよ。

さわらを刺身で食べる場合は食中毒に要注意

さわらやあじ、さば、いかなどの内臓には、アニサキスという線虫が寄生していることがあります。幼虫は白い糸のような形と大きさで、魚が死んで時間がたつほどに、内蔵から身に移動。そんな刺身を生で食べると、胃壁や腸壁に潜り込もうと刺すため、激しい痛みや嘔吐をを引き起こすのです。

さわらが新鮮なことはもちろんのこと、刺身にするときには切った断面を目でよく見て、必ず確認しましょう。アニサキスは加熱すると死滅するので、少し鮮度が落ちていると思う場合は、生食せずに加熱調理すると安心ですよ。(※1)

さわらで作りたいおすすめのレシピ3選

1. 香味野菜たっぷり。酢締めさわらのカルパッチョ

新鮮で大きなさわらが手に入ったら、1日目は刺身にして、2日目はカルパッチョを楽しんでみましょう。レシピでは身を塩と酢でしっかり締めてあるので、臭みは一切ありません。アボカドやトマトをトッピングして、香草や香辛料が効いたドレッシングをかけたら完成です。

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