3. 底上げ(底面部分に空洞ができる状態)

底の部分に大きく一周穴ができて上がってしまっているものから、指先程度の穴ができてしまうものもあります。こちらはメレンゲの状態やオーブンが原因です。

つやがあってツノの先が軽くおじぎをするくらいのメレンゲは、失敗が少なくて済みます。オーブンが原因の場合は下火不足。対策方法としては、足つき網、またはオーブンの四隅にココットを置いて網をのせ、シフォン型をその上に置いて焼くといいですよ。

シフォンケーキが失敗したときのリメイク方法

デコレーションする

シフォンケーキの一部に穴が空いたりくぼんだりしたら、外側をデコレーションするとカバーできます。シフォンケーキとの相性がよいホイップクリームでコーティングすれば、見た目がよくなるうえに生地はしっとり。型をはずす際に、生地の表面を傷つけてしまったときにも使えますよ。

トライフルにする

シフォンケーキを1~2cm角にカットし、カップの中にカスタードクリームやホイップクリーム、フルーツ類と一緒に重ねて入れると、トライフルができます。シフォンケーキがきれいな形にならなかったときや、生地のふくらみが悪いときにおすすめです。

ラスクにする

シフォンケーキを薄くカットし、砂糖をかけて焼くと、サクサクで軽いラスクができます。お好みでチョコレートをかけたり、ナッツ類でトッピングしたり、アレンジも可能。焼き縮んだときや生焼けの場合のほか、シフォンケーキが食べ切れず余ったときにも使えます。

意外と奥が深いシフォンケーキ♪

シフォンケーキ作りを成功させるにはいくつかのポイントがあり、奥深いもの。しかし、コツさえ押さえて丁寧に作れば、ふわふわに仕上がるので、ためらわずにぜひ挑戦してみてください。

基本のシフォンケーキをマスターしたら、紅茶や抹茶、チョコレートやフルーツ入りも作ってみましょう。きっとお気に入りの味が見つかるはずです♪
シフォンケーキのポイント解説/製菓衛生師 Raico

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