ライター : Raico

製菓衛生師 / フードコーディネーター / フードライター

シフォンケーキを冷ます時間をプロが解説!

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手作りお菓子のなかでも人気の高いシフォンケーキ。生地がうまくふくらんできれいに焼けたら、早く食べたくなるかもしれません。しかしシフォンケーキはしっかりと冷ますことが、上手に型から外すポイントのひとつです。冷めていないのに型から外すと、シフォンケーキが崩れてしまうことも。

この記事では、シフォンケーキを冷ます理由や時間、型から外すタイミングの見極め方をプロが解説します。

シフォンケーキを冷やす時間と型から外すタイミングの目安

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シフォンケーキを型から外すとき、完全に冷めてからおこないましょう。冷ます時間は型の大きさや環境にもよりますが、4時間~ひと晩が目安です。

シフォンケーキの生地は小麦粉が少なく、焼きたての温かい状態は蒸気を多く含んでおり不安定な状態。型に張り付いているため、形が保てています。冷めていないのに型から外すと、生地が焼き縮んでしまう原因に。

生地が冷めているか確認するには、筒の内側を触ってみること。冷たくなっていれば、型から外してもよいタイミングです。

冷ます時間と見極めのポイント

  1. 最低でも4時間は冷やす
  2. 筒の内側が冷たくなっていれば型から外してOK

シフォンケーキを早く冷ましたい場合の対処方法

シフォンケーキは基本的に、常温で完全に冷ますのがおすすめです。早く冷ましたい場合は、冬は室温が低い部屋に、夏は冷房の効いた部屋に入れると、少し早く冷ますことができます。

扇風機といった風に当てる、冷蔵庫や冷凍庫に入れるなどの方法もありますが、シフォンケーキが乾燥しておいしさに影響するおそれも。冷蔵庫や冷凍庫で冷やすと、まわりの食材に悪影響を与えてしまうこともあるため、おすすめしません。

シフォンケーキの上手な冷まし方もチェック!

シフォンケーキは逆さにして冷ます

シフォンケーキの生地は、小麦粉が少なく水分を多く含んでいます。そのまま冷ますと重力で生地がつぶれてしまうため、型ごと逆さにして冷ましましょう。完全に冷めるまで逆さにすれば、形がキープできます。

乾燥しないように注意する

シフォンケーキは完全に冷めるまで時間がかかります。粗熱が取れたら型ごと逆さにしたまま、ラップで包んだりポリ袋に入れたりして保管しましょう。冷ましている間も、水分が蒸発して乾燥しないようにすることが大切です。

シフォンケーキはしっかり冷まして型から外そう!

おいしいシフォンケーキを作るには、焼きあがってからも扱い方にコツがあります。乾燥しないように気をつけて、完全に冷めてから型を外すことが大切です。

冷めるタイミングを見極めてから型を外すと、焼き縮むことはありません。ふわふわでしっとりしたおいしさが楽しめるので、ぜひチェックしてみてください。

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