ライター : Uli

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使い方さまざま。塩で旨味が引き立つ塩卵

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塩卵とは塩味のついているゆで卵です。食べる際に味付けする必要がなく、料理の具材やトッピングとしても使えます。殻付きと殻なしの2種類があり、材料と作り方の違いは塩の分量と殻を剥く工程の有無だけです。

筆者は毎朝卵を食べるのですが、前日の夜に塩卵を作っておくと、朝は取り出すだけですぐ食べられるのでとても重宝しています。小腹がすいたときのおやつにも最適ですよ。

シンプルでおいしい。基本の塩卵の作り方

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調理時間 15
*漬け時間は含みません
塩卵の作り方を紹介します。塩味が卵の旨味を引き立て、濃厚な味わいを楽しめますよ。シンプルな塩味が料理の味付けを邪魔せず、幅広い料理にも活用できます。

ゆで時間によって半熟から固ゆでまで調整できるので、お好みの固さに仕上げましょう。食べる直前に殻を剥きたい方は、殻つきのまま塩分濃度の濃い塩水に浸す方法がおすすめです。卵半量で作る場合は塩と水の量も半量にしてください。

材料(6個分)

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  • 6個
  • 小さじ2杯(約12g)
  • 400cc

塩卵をおいしく作るコツ・ポイント

  1. 半熟にする場合は7~8分、固めにする場合は9~12分ゆでる
  2. 殻を剥いて漬ける場合は塩分濃度3%の塩水(水400cc+塩12g)を作る
  3. 殻付きで漬ける場合は塩分濃度30%の塩水(水400cc+塩120g)を作る
  4. 冷蔵庫で12時間以上漬ける

作り方

1.たっぷりの湯に卵をそっと入れる

湯が入っている鍋に卵をお玉でひとつずつ入れる様子

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鍋に卵がしっかり浸るくらいの水(分量外)を入れて火にかけます。沸騰したら冷蔵庫から出したての卵をお玉でひとつずつそっと入れます。 ※卵を入れる直前に、酢大さじ1杯(分量外)と塩小さじ1/3杯(分量外)を入れると、ヒビが入りにくく白身が流れ出るのを防げます。とくに殻付きのまま塩水に漬ける場合は、殻にヒビが入ると塩分が濃くなりすぎるためご注意ください。もしヒビが入ってしまった場合は殻なしの作り方に変更しましょう。

2.7~12分ゆでる

たっぷりの湯で卵をゆでる様子

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湯が小さく揺れるくらいの火加減で7~12分ゆでます。半熟に仕上げる場合は7~8分、やや固ゆでは9~10分、固ゆでは12分が目安です。

3.冷水で冷やす

ゆで卵を氷水で冷やす様子

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湯を切ってすぐに冷水(分量外)で冷やします。すぐに冷やすことでゆで卵に余熱が入るのを防ぎ、殻が剥きやすい状態になります。

4.殻を剥く

ゆで卵の殻を剥く様子

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殻を剥きます。剥きにくい場合は流水に当てながら、もしくは水を張ったボウルの中で剥きます。殻付きで作る場合はこの工程を省略します。

5.塩と水を混ぜる

塩水が入っているガラスボウル

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塩と水を混ぜ、塩をしっかり溶かします。

6.保存袋にゆで卵と塩水を入れる

ゆで卵と塩水を保存袋に入れた様子

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保存袋にゆで卵と塩水を入れ密閉します。

7.冷蔵庫で12時間以上漬ける

塩水に浸っているゆで卵を冷蔵庫に置く様子

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冷蔵庫で12時間以上置いて完成です。漬け時間が長いと塩味が濃いめになります。

筆者おすすめ!塩卵の食べ方3選

1. 王道の食べ方。塩卵トッピングラーメン

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インスタントラーメンを食べるためだけに煮卵を作るのは手間がかかり、ゆで卵をのせるだけでは少し味気ない仕上がりになりがち。そんなときは塩卵のトッピングがおすすめです。塩卵の薄い塩味はスープの邪魔にならず、風味を引き立ててくれますよ。

材料(1人分)

・インスタントラーメン……1食分
・塩卵……1個
・ハム……1~2枚
・小口ねぎ……適量

作り方

1. インスタントラーメンを記載の作り方に従って作る

2. 塩卵とハムを半分に切る

3. インスタントラーメンを丼に盛り付け、塩卵、ハム、小口ねぎをトッピングして完成

2. 鮮やか。塩卵とスナップえんどうのサラダ

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スナップえんどうと塩卵のコントラストがうつくしいサラダはいかがでしょう。塩卵のまろやかな旨味が野菜の甘みを引き立ててくれます。スナップえんどうの代わりにブロッコリーやアスパラガス、キャベツなどでアレンジ可能です。

材料(2人分)

・スナップえんどう……約80g
・塩卵……1~2個
・マヨネーズ……小さじ2杯
・白いりごま……適量

作り方

1. スナップえんどうのヘタと筋を取る

2. 鍋に適量の湯(分量外)を沸かし、塩小さじ1杯(分量外)を入れる

3. スナップえんどうを入れて2分ゆで、ザルにあげて湯を切る

4. 塩卵を4等分に切る

5. スナップえんどう、塩卵、マヨネーズ、白いりごまをさっくり和えて完成

3. 濃厚!塩卵のせガーリックトースト

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にんにくと塩卵の相性は抜群です。ガーリックトーストに半熟の塩卵をのせれば、まるで濃厚なソースのように活躍してくれます。ガーリックバターが染みているパンと、とろっとまろやかな塩卵の組み合わせをぜひご堪能ください。

材料(2人分)

・フランスパン……1/2本
・塩卵……2~3個
・バター(有塩)……30g
・にんにく(すりおろし)……1/2~1片分
・パセリ……適量

作り方

1. バターを耐熱容器に入れて電子レンジ500Wで20秒ほど加熱し、練れるくらいのやわらかさにする

2. バター、にんにく、パセリを混ぜてガーリックバターを作る

3. フランスパンをお好みの厚さに切る

4. フランスパンの断面にガーリックバターを塗り、トースターでこんがり焼く

5. 塩卵を4等分に切り、ガーリックトーストにのせて完成

よくある質問

塩卵は保存できますか?

冷蔵で1~2日保存できます。ゆで卵は日持ちせず、ゆで加減によって保存期間が異なります。半熟のゆで卵は漬けた翌日、固ゆで卵は漬けた翌々日までに食べ切ってください。

おすすめのアレンジはありますか?

みじん切りの長ねぎや玉ねぎを一緒に漬けて、風味を加えるアレンジがあります。水の代わりにだし汁を使ったり、昆布やかつぶおしを加えたりするのもおすすめです。

塩卵の作り方を覚えてお好みの食べ方で楽しみましょう

簡単に作れる塩卵は、さまざまな食べ方ができるのが特徴です。そのまま食べてもおいしいのはもちろん、ほどよい塩味が料理の味付けともなじみやすく、具材やトッピングとしても活躍します。

すき間時間に作っておけば忙しい朝や夜の献立作りにも役立つため、毎日卵を食べる習慣がある方はぜひお試しください。料理にのせたり和えたり、添えたりするだけで、卵の旨味が味わえますよ。

※電子レンジはお使いの機種によって加熱時間が異なります。様子を見ながら加熱時間を調整してください。

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