ライター : SATTO

webライター

名古屋名物「きしめん」とは

誕生の歴史

きしめんは江戸時代から親しまれてきた平打ちのうどんで、江戸時代前期の文芸作品『好色一代男』にも登場しています。当時江戸では「ひもかわ」、名古屋では「きしめん」と呼ばれていました。

きしめんの起源や語源には諸説あり、東海道芋川(現在の愛知県刈谷市)名物の平打ちうどんとも、三河池鯉鮒宿(現在の愛知県知立市)名物のキジ肉入りうどん(きじめん)とも考えられています。

地元民がおすすめ!名古屋の絶品きしめんランキングTOP10▼

きしめんの特徴と定義

「名古屋きしめん」は一般的なうどんに比べ、幅広で薄いのが特徴。口当たりなめらかでツルツルしている反面、コシは弱いので小さなお子さまでも食べやすいですよ。かけそばが一般的ですが、夏場はザルきしめんにするのもOK。

日本農林規格の「乾めん類品質表示基準」によれば、幅4.5mm以上、厚さ2.0mm未満の帯状、という基準が設けられています。

うどんやほうとうとの違い

種類形状コシの強さ食感
きしめん帯状ツルツル
うどん麺状☆☆☆もちもち
ほうとう帯状☆☆やわらかい

うどんとは

うどんとは、食塩と小麦粉に水を練って麺にしたもの。香川県の讃岐うどん、秋田県の稲庭うどん、長崎県の五島うどん、群馬県の水沢うどん、富山県の氷見うどんなど、全国にさまざまな名物うどんがあります。

ほうとうとは

ほうとうは山梨県の郷土料理で、平打ちうどんに似てますがうどんではありません。最大の違いは、塩を加えずに練り上げること。麺のように伸ばさず、すいとん風にちぎって食べることもあります。

編集部のおすすめ