ライター : 渡辺 りほ

管理栄養士

賞味期限切れのうどんは食べられる?

一般的なゆでうどんの賞味期限は5~15日ほどです。商品によって異なりますので、袋に表示されている月日を確認しましょう。

なお、賞味期限とは袋を開けずに、適切に保存している状態でおいしく食べられる期限を示しています。開封後はなるべく早く食べ切ることが大切です。

また、ゆでうどんの製法によっては、賞味期限ではなく消費期限が記載されている場合もあります。(※1,2,3)

賞味期限と消費期限の違い

消費期限は生麺やケーキのような傷みやすい食品に、賞味期限は缶詰やカップ麺など傷みにくい食品に記載されています。消費期限を過ぎた食品は食べられませんが、賞味期限切れのものは状態を確認したうえで食べることも可能です。

ゆでうどんのなかでも、加熱殺菌処理がされていないものは日持ちが短いため、消費期限が設定されています。(※3,4)

一般的なうどんの賞味期限

種類別・うどんの賞味期限

  1. ゆでうどんの場合……冷蔵で10~15日
  2. 半生うどんの場合……冷蔵で90日、常温で60日
  3. 乾麺の場合……常温で12ヶ月
  4. 冷凍うどんの場合……冷凍で12ヶ月
うどんの賞味期限は乾麺や冷凍うどんなら1年と長いですが、ゆでうどんは10~15日と短めです。また、加熱殺菌処理がされていないフレッシュタイプのゆでうどんは消費期限が設定されており、日持ちするのは6日ほど。

それぞれおいしく食べられる期間が異なるため、包装に記載されている期限をしっかり確認しましょう。(※1,3,5,6,7)

【賞味期限切れ】ゆでうどんはいつまで食べられる?

1〜3日

前述したように、賞味期限が切れた食品はすぐに食べられなくなるというわけではありません。もともと、賞味期限を設定する際、日持ちする最大期間に0.8程度の「安全係数」をかけ、短めに設定されているからです。

賞味期限が10日のゆでうどんの場合、最大日持ち期間は約12日と考えられます。賞味期限が切れてから2日程度なら、問題なく食べられるでしょう。(※1,4,8)

2週間

賞味期限が切れてから2週間たっているゆでうどんは、食べないほうがよいといえます。安全係数を考慮した最大日持ち期間を超えているためです。

2週間以上うどんを保存したい場合は、ゆでうどんではなく乾麺や冷凍麺を選びましょう。(※1,6,7,8)

1ヶ月以上

1ヶ月以上賞味期限が切れているゆでうどんは、2週間の賞味期限切れのものと同様に、食べないことをおすすめします。

うどんは、あくまでも賞味期限内に食べ切るのが基本です。少しでも違和感があれば無理して食べないようにしてください。(※1,8)

編集部のおすすめ