ライター : 大山 磨紗美

発酵食健康アドバイザー / 発酵文化人

納豆と鶏そぼろでおいしく。スタミナ納豆

Photo by 大山磨紗美

調理時間 20
*ひき肉を冷ます時間は除く
スタミナ納豆は、鳥取県倉吉市で30年以上前に考案された学校給食のメニューです。にんにくやしょうがで風味付けした鶏ひき肉を、ひきわり納豆と混ぜ合わせるレシピで、テレビ番組で取り上げられ有名になりました。 鶏そぼろの味と香味野菜、タバスコのピリ辛効果で納豆独特のにおいが抑えられ、だれもが食べやすい味になります。納豆単体よりも栄養のバランスが良くなるのもポイント。この記事では、基本のレシピとアレンジ方をご紹介します。

材料(4人分)

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  • 鶏ひき肉 120g
  • にんにく 1/2片
  • しょうが 1/2片
  • 小さじ1杯
  • しょうゆ 小さじ1/2杯
  • ごま油 小さじ1杯
  • ひきわり納豆 100g
  • 小口ねぎ 20g
  • a. しょうゆ 大さじ1/2杯
  • a. 砂糖 小さじ1杯
  • a. みりん 小さじ1杯
  • a. ごま油 小さじ1/2杯
  • タバスコ 3~4滴
aの代わりに納豆のたれを使っても可

作り方

1.にんにく、しょうがを炒める

フライパンで、しょうがとにんにくを炒めている様子

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フライパンを中火にかけごま油をしき、みじんぎりにしたにんにくとしょうがを炒めます。

2.鶏ひき肉を炒める

鶏ひき肉を炒めながら、酒や調味料で味付けしている様子

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しょうがとにんにくの香りが出たら、鶏ひき肉、酒、しょうゆを入れて炒めます。

3.水分を飛ばして鶏そぼろを完成させる

鶏ひき肉を炒めながら水分を飛ばしている様子

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水分を飛ばすように煎り付けていきます。フライ返しや箸で細かいそぼろになるようにしっかりと混ぜます。

4.鶏そぼろを冷ます

鶏そぼろをボウルに移して冷ましている様子

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鶏そぼろができたら、ボウルやバットに移して冷まします。

5.ひきわり納豆に調味料を入れる

ボウルにひきわり納豆と調味料を入れている様子

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ボウルにひきわり納豆と調味料(a)を入れます。調味料の代わりに、納豆に付属されたたれを使ってもOKです。

6.しっかりと混ぜて味付けをする

納豆と調味料を混ぜている様子

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納豆に調味料がいきわたるように混ぜます。納豆は混ぜるほど良いといわれますが、混ぜる回数によって栄養が変化することはありません。お好みで混ぜてくださいね。

7.タバスコを入れてさらに混ぜる

納豆にタバスコを入れている様子

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ベースの味付けが済んだら、タバスコで辛みをつけます。お子様でも食べやすい辛みなら2~3滴。辛みが苦手な方はまったく入れなくても良いですが、少し入れると酸味が加わり、納豆のにおいがやわらぎます。

8.納豆に冷ました鶏そぼろと小口ねぎを加える

納豆に冷ました鶏ひき肉炒めを入れている様子

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納豆に鶏そぼろを入れます。
納豆に、鶏ひき肉と小口ねぎを入れる様子

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小口ねぎも入れます。

9.全体を均一に混ぜ合わせる

すべての材料を均一になるよう混ぜている様子

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鶏そぼろ、小口ねぎを均一になるように混ぜ合わせて完成です。
完成したスタミナ納豆をごはんにかけている様子

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ごはんにかけても良いですし、そのまま食べてもおいしいです。

スタミナ納豆のポイント

ナットウキナーゼを損失しないポイント

納豆には血栓を溶かし血流をよくする働きのある、ナットウキナーゼという酵素が含まれています。ナットウキナーゼは、納豆菌が発酵する段階で生成される酵素で、熱に弱いという特徴が。水分が多いと50度で働きが弱くなります。

ナットウキナーゼの損失を防ぐためには、炒めた鶏ひき肉をしっかりと冷まして混ぜるようにしてください。(※1)

鶏そぼろは常備菜に

基本のレシピで紹介した鶏そぼろは冷蔵庫で2日ほど保存が可能。常備菜として作り置きして、納豆を食べるときにさっと混ぜるのがおすすめです。スタミナ納豆の材料としてだけでなく、卵焼きに混ぜたり、直接ごはんにかけたりいろいろと活用できます。

スタミナ納豆のアレンジレシピ3選

1. ラー油を使って♪ 中華風スタミナ納豆

Photo by macaroni

スタミナ納豆の辛みをタバスコの代わりに、ラー油で加えるレシピです。ラー油の香りと仕上げの糸唐辛子で、風味がガラッと変わり中華風の仕上がりになりますよ!

辛み調味料のおすすめは、ラー油のほかに柚子こしょうや豆板醤、コチュジャンなど。スタミナ納豆の万国アレンジを楽しんでください。

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