ライター : ☆ゴン

カンパチとは?

カンパチは、アジ科ブリ属に分類される青魚で、成長するとともに名前が変わる、出世魚として知られています。そのため、縁起が良い魚としてお祝いの席に並ぶこともある、赤身がおいしい高級魚として有名。

カンパチは群れで回遊しながら、いわしやあじなどの小魚、頭足類、甲殻類などを捕食します。生息域は広く、全世界の温帯から熱帯海域に分布。日本では、北海道の太平洋側から南、日本海側は東北から西の各地沿岸に、夏になると近づく回遊魚です。

カンパチという名前の由来は、口から目、頭頂部にかけて、両側に入っている黒色がかった黄色いライン。これを正面から見ると漢字の「八」に似ているため、目の「間」に「八」があることから、カンパチと呼ばれるようになったそうです。

カンパチとぶりの違いは?

カンパチとぶりは、どちらも目から尻尾にかけて黄色い線があるので、同じ魚だと混同している人が多いはず。じつはまったく違う魚なのです。ぶりは、オホーツク海や日本海などの冷たい海域に分布する回遊魚で、温帯から熱帯海域に分布するカンパチと生息域が異なります。

見た目も似ているようで違いがあり、ぶりは背側が青みががった体色で、体形はラグビーボールのような流線形。一方のカンパチは背が赤紫がかった暗褐色で、体形はやや縦に扁平しているものの、ぶりよりもスマートな印象があります。

カンパチの旬と産地

カンパチはブリ属の魚なので、れっきとした赤身の青魚に分類されます。しかし、赤い血合いもしっかりありながら、白い部分の身質は白身魚のような透明感があるのが特徴。ほどよい脂ののりとクセのない上品な味わいで人気があります。

基本的に旬の時期は、夏から秋とされますが、それ以外の季節でも味にそん色はないとする人が多いようです。つまり味の良い季節を旬とするなら、1年を通しておいしいので、旬はないとする意見が一般的。

天然物のおもな産地は、長崎や福岡、鹿児島、高知県などが知られています。最近は九州や四国で養殖が盛ん。1年を通して安定して流通するため、それも旬がないとされる一因になっているようです。

新鮮なカンパチの選び方

カンパチはとくに、刺身や寿司ネタにすることが多い魚です。生で食べるのなら、新鮮なものを選ぶのは当然。そんな新鮮なカンパチの選び方を紹介します。

カンパチを丸ごと購入する場合は、目が澄んでいるものを選ぶのは、どの魚にも言えること。できればえらブタを開けて、中が鮮紅色のもの選び、皮を指で押してしっかりと弾力のあるものが良品です。

一方でカンパチは、新鮮であればあるほど、身が締まってコリコリとした硬い食感が特徴。それが刺身の醍醐味でもありますが、やわらかめがお好みなら、冷蔵庫でひと晩寝かせても良いですよ。ほどよく熟成して旨味が増すので、また違ったおいしさを味わえます。

カンパチのおすすめレシピ5選

⒈ さわやかな風味がアクセント。カンパチの大葉和え

カンパチの刺身が余って翌日に食べる場合や、いつも刺身ばかりで飽きたという人におすすめのレシピ。わさびとしょうゆ、しょうがの搾り汁を、大葉の千切りとともに和えます。ピリッとした辛さとさわやかな風味が刺身によく合う、お酒のアテにぴったりなひと品です。

⒉ 彩り鮮やかな見た目。カンパチと三つ葉のかき揚げ

カンパチは刺身に最適な魚ながら、加熱しても身が硬く締まらないのが特徴。そんなカンパチと三つ葉、玉ねぎを具材にするかき揚げの作り方で、緑が彩りよくきれいです。カンパチの上品でふんわりした食感は、塩や天つゆのどちらにも合います。

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